2021/01/15(金) 10:02
信頼するお医者さんたちと家族に囲まれて、
栗毛が天寿を全うしました。本当に安らかでした。
抗てんかん薬の影響で身体がフニャフニャだったため、
全く硬直しておらず温かいまま・・・。
栗毛には申し訳ないけれど、最後の写真を撮らせていただきました。
コミュニケーションが大好きだった栗毛、
晩年は 『何かちょうだいアピール』 のお手もできなくなっていたので、
一生の宝ものにします。

以下は、どこかでどなたかの参考になればとの想いで、
責任こそ持てませんが、長文ですが経緯を記載しておきます。
乱文乱筆です・・・笑
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★2020/02/20(土)の記事で、一部修正を加えています。
■直接の原因: 誤嚥性肺炎
■引き起こした要因: てんかん(脳腫瘍?グリオーマ?)、抗てんかん薬
11(月)、犬生初のてんかんを1時間に2度発症、初の大量のよだれ
13(水)、犬生3度目の眼振、3度目のてんかんと立て続けに発症
高齢の短頭種のてんかんは、
脳内異常がある確率が高いと言われていて、
脳の破壊を防ぐため、抗てんかん薬の服用を開始しました。
全身麻酔が必要なので確定診断はしませんでしたが、
脳腫瘍(グリオーマ?)ができていた可能性が高く、
グリオーマに限らず、脳腫瘍はできた部位、
その成長具合により、色々な神経に影響を及ぼします。
この2年半、記録を見返すと、色々と思い当たる節があります。
下向きで歩く、後退できない、鳴かなくなる、嚥下ができなくなる、
夜、顔だけ上げてキョロキョロ辺りを見回す、夜、起きてくる、
嗅覚がなくなる、旋回運動、痛みはないのに大声で夜鳴きする、
表情がなくなる、発作がない状態で片手を宙に挙げる・・・などなど。
痴呆の症状と重なる部分が多いため、11(月)、
てんかんが出るまで脳に異常があるとは疑いもしませんでした。
(痴呆でてんかんはでない、脳に異常がある可能性が高いそうです)
言われてみれば、毎日のウォークフィーディングは、
うちに来てから欠かさず行っていて、
本犬も毎日のイベントとして楽しみにしていました。
決まった時間に 『やろうぜ!』 と催促してきて、
いつまでもやめないので、
痴呆ではなく、きちんと記憶していたのかと。
とはいえ、軽い痴呆はあったと思いますが・・・。
年末の健康診断で、
17歳にしてはお墨付きをいただいていたのですが、
脳腫瘍はMRI等でないとわからず・・・。
脳腫瘍だったとして、
開頭手術は12時間くらいかかり、高難度の手術な上に再発率が高い。
抗がん剤の副作用も高齢犬には厳しい・・・。
放っておけば、てんかんはこれまで以上に頻繁に起きる。
抗てんかん薬で脳の破壊を抑えつつ、
脳腫瘍の進行と栗毛の寿命を天秤にかける対処療法を選択しました。
とはいえ、抗てんかん薬は治療への反応が思わしくない場合も多く、
耐性ができて効きにくくなることも。
また、症状の進行が急激なこともあるのが脳腫瘍、
本当に賭けでした。
幸い、排尿排便の神経は活かされていて自分ででき、
食欲も旺盛で嘔吐もしませんでしたが、
決定的だったのが、水がうまく飲めなくなるという症状でした。
話が前後しますが、
蘇生処置後、肺から逆流した胃液や水が出てきました。
直前まで自分でペロペロ水を飲んでいたのに、
うまく食道に運べなくなっていたなんて・・・。
スポイトで少量の飲水も施しましたが、十分注意して行いました。
誤嚥には、抗てんかん薬も影響していたかと思います。
抗てんかん薬で脳からの指令がセーブされるため、
また高齢であるためか、筋肉なども弛緩してしまいました。
薬を飲むたびに操り人形のように手足がプランプランしていきました。
直近の検査では、気管の太さは呼気時7mm、吸気時9mmと、
決して十分ではないにしても、誤嚥は一度もありませんでした。
ただでさえ高齢で嚥下が弱ってきていたので、
抗てんかん薬が追い打ちをかけてしまい、
誤嚥しやすい環境を作ってしまったのだと思います。
ここ数日は寝ずの番をしていましたが、
抗てんかん薬により、元気はなくなっているのが当たり前になっており、
誤嚥性肺炎の症状に気づきませんでした。
いつもより直腸体温は高めで呼吸も少し浅いかな、
くらいだったのですが、
抗てんかん薬+誤嚥性肺炎で元気消失だったのに、
すべて抗てんかん薬のせいにしてしまった。
実際、15(金)6:15には熱も少し下がり、
スヤスヤ落ち着いて眠っていました。
ようやく抗てんかん薬が落ち着いてきたか、
くらいにしか考えていませんでした。
15(金)、
午前中に抗てんかん薬の量を減らす相談をしに行ったのですが、
待合室で膝の上でスヤスヤ眠っている最中、急に舌が白くなり、
即蘇生処置を行いましたが、甲斐なく天寿を全うしました。
抗てんかん薬は、
2回飲んだ状態では歩けて自分で排尿排便もできましたが、
3回目の服用で全く歩けなくなり、夜鳴きもしなくなってしまいました。
抗てんかん薬を飲まなければ、発作が頻発し脳が破壊されていく、
坐薬は発作が起きてすぐに入れないと意味がない上に、
効果は2~3時間なので、2~3時間先の発作しか防げない。
都度タイミングよく入れることは不可能・・・。
抗てんかん薬で歩けないほど全身が弛緩して、
ほぼ寝た切りでQOLを維持しても誤嚥性肺炎の可能性大。
抗てんかん薬を切ったら、これまで以上に頻繁にてんかんが起きる。
重積、群発、眼振とのコンボなど繰り返せば、
いずれ排尿排便神経の破壊、性格が攻撃的になる、
脊髄など歩行の神経破壊、など、栗毛も苦しいし、
安楽死を検討しないといけない状態になるかもしれない。
抗てんかん薬は栗毛をぐったりとさせ、
歩くこともままならない状態にしていたので薬を変えるか、
発作の起こるリスクを承知で量を減らすか散々悩んでいました。
ぐだぐだ選べずにいる飼い主。
まるで、そんな飼い主をかばうかのように、
穏やかに逝ってしまいました。。
11(月)から急転直下の5日間でしたが、
いつもの病院の待合室、いつもの私の膝の上で意識を失い、
いつもの先生方に蘇生を受けましたが、
苦しまず、とても穏やかに眠りにつきました。
脳腫瘍の症状の一つである、性格が攻撃的になるといったものはなく、
最後まで優しい栗毛のままでした。
獣医さんのお話では、一般論ですが・・・
(過去の栗毛は)左から右に眼振があり、
さらに脳腫瘍があったと仮定した場合、左大脳に腫瘍があることになる。
その場合、左に首を傾けるはずで、栗毛は右に傾けていた。
左大脳に腫瘍があって右に首を傾ける例は、
一例位しか経験がないので腫瘍がある可能性は低い。
難しいことはちょっとわかりませんが、
希望的観測で脳腫瘍は選択肢から外していましたが、
少ない症例に当たった、
もしくは右大脳に腫瘍があった可能性があるとの事。
脳は本当にわからないですね・・・。
早くから脳腫瘍があったとわかったとしても、
抗てんかん薬を選んだと思いますし、
抗てんかん薬が効くなら、それが一番な気がします。
抗腫瘍系のサプリや副作用の少ない注射も頑張っていたし、
そもそも脳腫瘍の罹患率は低いと勝手に思っていました。
が、痴呆と勘違いしているケース、確定診断しないケースも多いため、
実はもっと罹患率は高い、というネット記事も。
また、近年の論文では、
『6歳未満での発症なら特発性てんかん、
6歳以降なら脳腫瘍などを疑いCT・MRIを行う、などと言われますが、
特発性てんかんと二次性てんかんの比率は差が無かった』
とのこと、
端的に言えば、6歳以下でも脳腫瘍はあり得る、
6歳以上だからといって脳腫瘍と決めつけない、ということでしょうか。
特発性だったなら、
きっと栗毛のような異常行動は出にくいのだろうと思います。
とにもかくにも、観察が一番大事ですね。
ただ、栗毛の脳に異常があったと仮定して、
その症状は過去の記録から、2年半前からあったと思われる。
そう考えると、随分と頑張ってくれたことになり、
飼い主も少しだけ救われます。
最後まで気を遣わせてしまって・・・。
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病院から出た後、栗毛とともに散歩コースを巡ってきました。
途中、いつもお参りしていた神社で話しかけてくれたおばさまが、
バッグの中の栗毛をわざわざ撫でてくれた時、
一挙に涙腺が崩壊しました・・・笑。
栗毛よ、まずはゴメンね。
そして、たくさんの楽しい思い出、
本当にありがとうな~またな!!
ちょろちょろ写真を載せるかもしれません・・・笑。
栗毛が大好きなので。