フランス人はファッションに使うお金のうち、19%をランジェリーに使うといいます。この比率、日本人の私たちよりきっと多い金額になるんじゃないかしら。
普段は見えないところである下着に、お金をかける。それは女性としてマナーであって、自分を高めることの一つの手段。ここに手を抜かないのがパリジェンヌ。
パリジェンヌには勝負下着というものは存在しません。
意中の相手を落とす時にだけ、美しいランジェリーを着るなんて、それではそのランジェリーは自分のもの にはなっていないのです。
普段から良いものをつける習慣があるからこそ、いつも自信に溢れていて、内から出る美しさがあるのです。
そうではあっても、パリジェンヌは夜のディナーの時に、一度家に戻って着替えをします。
普段は、歩きやすいフラットシューズで、パリの街並を颯爽と歩くパリジェンヌ。
夜になって特別なディナーの時はヒールを履きます。そしてヒールやドレスに着替えるだけでなくて、そのドレスにあったランジェリーに必ず着替えるのです。
この習慣こそがパリジェンヌと言えるのではないかしら。

image via Eres (http://www.eresparis.com)

フランスのランジェリーブランドの中でもフランスらしいと思うのが、Eres。
素材の質と柔らかさにこだわった、肌に沿うような薄いランジェリー。女性が持つ体の丸みを損ねないような、より柔らかく見せるようなデザイン。
女性の柔らかさと繊細さをそのまま表現しているようなランジェ リーです。
このブランドがフランスではマダムたちに愛されているというのが、またフランスらしい。
日本であれば、50歳を過ぎた女性には補整下着という提唱が一般的。下がったお肉を上に上に。。。
いえいえ、フランスでは下垂した胸を否定するのではなく、それをいかに美しく魅せるのか。 年を重ねることが美しいとされるフランスならではの、大人の選択なのです。
そんなふうに、ティーンからおばあちゃまになるまで、女性であることを意識しているパリジェンヌから、 私たち日本女性も見習うべきところは沢山あるのでしょうね。
【Columnist】薦岡 摩梨奈 (Marina Komooka)
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Dramatic Lingerie(ドラマチックランジェリー)
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