酪農家の方の遺言/対岸の火事では無い | Dramatic-life 3rd

酪農家の方の遺言/対岸の火事では無い

福島県相馬市玉野地区の酪農家の方が「原発さえなければ」と書き残して自殺しました。
このニュースは大々的に報じられたので、ご存じの方も多いと思います。

 ・“原発被害”酪農家自殺 補償区域外の不安広がる

相馬市玉野地区は毎時1.5μsvという非常に高い放射線量にもかかわらず、「避難区域外」として補償の対象外となっている場所です。(本来は「賠償」という言葉が正しいでしょうが、、)

壁に描かれていた遺言は、祥がこの間お話を直接伺った、飯舘村の酪農家・長谷川さんが、写真に収められていたようで、以下から見ることができます。

 ・「原発さえなければ」酪農家の遺言

これが今のこの国の現状です。


私の周囲では「自分には関係無い」と思っている人間が非常に多いです。

職場のある女性は、職場に新しく設置されたルータの光がまぶしく、それに段ボールをたてかけようとしていました。
それだけなら問題ないのですが、その段ボールには「放射能」のハザードシンボルを落書きしていました。

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もうね。理解できない。
この災害で、どれだけの人命が失われ、子どもの奇形などの被害が出て、経済損失になるのか。
本当に考えたことがあるのか。これが友人なら一発で縁を切ります。

会社の方相手に騒いでもしょうがないので、
「ハザードシンボルは、法律で使用制限がされているから、ああいうのはマズいかもしれないですよ」と声をかけておきましたが、その女性は、このハザードシンボルを人の顔に見立てる落書きにちょっと変えただけでした。。全く理解できません。

この問題を本当に「対岸の火事」として処理をしていいのか、と思います。

祥は所沢市に住んでいたので、今のところそれほど高い放射線量の場所には住んでいないことになります。
でも、それはほんの少しの差しか無かったように思います。
柏市や松戸市など、目と鼻の先がホットスポットになっている。
自分の住所がホットスポットになっていてもおかしくなかったように思えるのです。
また、食べ物による内部被曝は、関東全域で間違いなく起こります。
こうした現状で「対岸の火事」と確信してしまうことに、祥は疑問を感じます。


・・・話は変わりますが、先ほど、飯舘村村長の生中継インタビューを見ました。
古館氏の「可哀そうだね」と言わんばかりの微妙なインタビューに、村長は大変にこやかに応答されていました。

原発事故当時から、祥は様々な情報を見ていましたが、飯舘村の村長は、専門家・住民から、即座の避難勧告を多数求められていたにも関わらず、それを渋り続けた人物と言われています。
こうした情報は飯舘村民のツイッターでは溢れかえっていましたが、以前の記事で、長谷川さんの発言を聞いて、こうした事は事実だったのだろうと祥は思っています。

こうした存在を、さも「被害者」の位置で報道するマスメディアの姿勢には非常に疑問を感じます。
また、村長は村民に「2年で帰ってこれる」というような目標を村民に言ったそうですが、この「2年」の根拠が全くの謎です。
普通に考えて、この汚染量では二度と帰れないでしょうし、国として帰らせるべきではありません。村民に帰れる希望を持たすのも必要ですが、それが裏切られたとき、全くの逆効果になる可能性は考えないのでしょうか?

「ゴーストタウンにしたくない」

非常にデリケートな問題だとはわかっています。
口で言うのは簡単ですし、祥はあそこに住んでいない。言う権利もないかもしれません。
でも、それでも、こんな言葉で誤魔化していないで、もっと人命を最優先に考えてはあげられないのか。

そういった思いが抑えられません。