彼との出逢いはネットだった。
メッセージのやり取りを重ねる度に
どんどん惹かれていく私がいた。
何よりも
繊細で優しいコミュニケーションを取る所が
魅力的だった。
そして知れば知るほど
思慮深くて
思っていた以上に繊細で丁寧。
驚いたのは
年齢が
18歳も年下だと言う事。
そこまで年下の一般男性に対して
ここまでの尊敬や敬意を
深く感じることがあるなんて
私の人生では経験した事がなかった。
危ないな。
どこかで私の心が深く動き始めているのが分かった。
ただ年齢はあまりにもネックだった。
特に私は、今年の1月まで
とある病にかかり身体の劣化が急激に進んでいた。
ここから健康な状態に回復するだけでも
時間が掛かる。
それ以外にも
コンプレックスを多く抱える私にとっては
恋愛に対して
一歩踏みとどまるに十分な理由が
たくさんあった。
ある日、
私は彼と初めて電話をする事になった。
彼の声はとてもクリアで
人を落ち着ちつかせる音で
不思議な魅力がある。
コミュニケーションを取る時の【間】も
本当に18歳も年下?
と疑うほどに
洗練されている。
何この人。。
色々とすごいと思う所がありすぎて
どんどん引け目を感じてしまう。
ただそんな中でも
私が彼とフラットにコミュニケーションを
とっていられたのは
年齢差が
恋心のストッパーになっていたから。
少し複雑な心境の中
話は
彼の事を恋愛対象に思えるかどうか
という話題に入った。
さすがにこの年齢差で恋愛にはならないなー。
と
私が強がった発言をすると
彼は落ち着いた声で
やっぱり、年齢ってそんなに関係あるもの?
と意外な反応を見せた。
話を聞いてみると
年齢差というものは
あまり気にならないらしく、
むしろ、今まで経験のない世代の女性に
興味がある。
との事だった。
コンプレックスとして
胸の奥にあったしこりが
彼の言葉によって
一気に解放され
私はまた
女性としての性に
目醒めていくことになった。