夢であえたら
瞼を重たそうに起こしながら、君はいう。
「このまま、貴方の夢を、見られたらいいのに」
一句ずつ、躊躇うように。確かめるように。
子供みたいに喋る君が好き。
「見れるだろ」
「?」
小さく傾げた小首。少しだけ空いた唇。
疑問の示したかもまるで子供で。
「ジュリオ、知ってっか。相手のこと想って寝たら、そいつの夢に行けるんだとよ」
より強く自分を想う人が夢に現れるものなんだと、語って聞かせてくれたのはルキーノのシマの女だったか。
だから今夜は私の夢を見てね、と。どこだか忘れた、東洋の女が話す他愛もない話。
愛しい、稚ない話。
「……?……!!」
しばらく考えて、少しビックリした目。言いたいことは伝わったようだ。
「ジャンさ…」
「メルヒェンだろ?」
だから。ちゃんと俺の夢見てろよ?
こっちは、端からお前の夢を見ることなんて分かってるし、な。
寝物語には丁度いいと思わないか?
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イチャイチャしてるだけの話もたまには書きたい。
SSって、書き出すとチマチマ書きたくなるよね。
正直言って、事後なんて夢も見ないくらい爆睡しちゃうけど、それはそれ。
心理学専攻してた私ですが、平安的な「夢に自分を想う人が現れる」論大好きです。
朝から何してるんだ、私(笑)