振り返れば奴がいる DVD-BOX



はい、またまた今回もベッタベタな名作を
ご紹介します
(笑)

三谷幸喜さんの代表作です。

今時の医療ドラマブームの先駆者とも言える作品です。
二人の医師が火花を散らして真っ向から対立する
ストーリーに当時、
管理人も夢中で見続けた記憶があります。

DVDのパッケージを見ると
主演のお二人の髪型で時代が分かって
しまいますね・・・。

この作品、織田裕二さんのキャラがあってこそ

成立すると思います。

今リメイクするとして、
果たしてあの強烈な司馬役を
演じることの
できる役者さんがいるでしょうか。

自分のやり方を邪魔する者は誰であろうと
許さないし認めない。
自分が正しいと信じて疑わない絶対的な意思、
その価値観を裏付ける確かな技術。

昔はああいう職人気質の人ってどこの世界にも

いたんですが、価値観が多様化し、

一本気なプロフェッショナル魂の人が
ほぼ絶滅種と成り果てた現在では、

はっきり言って時代錯誤です。

でも、ああいうキャラは、

ドラマでこそ光るんです。

強烈な性格と凄まじい行動力。

現実の世界にいたなら、誰もが毛嫌いし
反発するような男。

でも。

ドラマの中では。
誰もがこんな男を、

心の背後で求めてしまうんです。

それがドラマというものの、
不思議な魅力なんです。













さて、以下は管理人の独り言。

この作品、三谷幸喜さんはコメディのつもりで

脚本を書いたんですよね。

ところが、プロデューサーさんは
内容の面白さに驚いて、これはコメディより
シリアスドラマとして制作した方が
傑作になると確信した。
なので、三谷さんには内緒で
路線変更してしまった。

シリアスものにしたくなかったのに、
勝手に筋書きを変えられてしまった三谷さんは
当然抗議したそうです。

でもプロデューサーさんは面白くなるから、
と
シリアス路線をやめようとしなかったそうです。


三谷さんの思惑とは裏腹に、
シリアスものとしての本作品は大ヒット。

末永く愛される傑作となりました。

なぜ三谷さんはコメディにしたかったのか?

それは、この作品が、あの医療ドラマの金字塔、
『白い巨塔』を下敷きに、パロディドラマとして
企画したからだと言われています。

パロディということは、コメディ。
いやコメディだからこそ成り立つわけで。
それをシリアス路線で作ったら、
単なるパクリです。

白い巨塔の財前教授と里見先生の対立と
どこが
違うわけ?ってなわけで。

まあ傑作になったんだから視聴者としては

十分満足ですけど。

作者としては、複雑な思いも
あるんでしょうねぇ・・・。