#テセウスの船  最後はみーんな、あれあれあれ?でもハッピーで良かった!ってなったよね。

 

なんと最終回視聴率は、今冬最高の19.6%!凄い!

 

それは、最終回予告の、佐野文吾の「犯人はお前だったのか!」

 

田村心の「俺は家族の未来を守るために来たんだ!」

 

ってセリフが効いた様に思います。

 

それに、最後の最後で、テセウスの船のドラマタイトルの意味が分かった。

 

ドラマは、ハッピーエンドがいいに決まってます。

 

そのハッピーエンドの形がどんなカタチなのか。これが、ドラマタイトルの「テセウスの船」だったのですね。

 

※TBSテレビ公式サイト「テセウスの船」から参照:引用

https://www.tbs.co.jp/theseusnofune/

 

この物語、主人公田村心(竹内涼真)が過去にタイムスリップして、現在の事件の解明に命をかけていくのですが、過去と現在を行ったり来たりして、最後にはハッピーエンドになるって物語は、あの沸騰作「君の名は。」もそうでしたよね。

 

このドラマでは、過去と未来を何回も行ったり来たりはしなかったものの、過去が変わると未来が変わるので、そのうち、ストーリーが訳わからなくなってくる事多いのですが、ここは、あまり複雑にしませんでしたね。

 

ミステリードラマというより、ヒューマンドラマでした。

 

最後の最後まで、一体誰が犯人なんだろうという興味が、テレビに釘付けになる理由でもあった訳ですが、それよりも田村心の「俺は家族の未来を守るために来た!」っていう本気の行動に心打たれました。

 

最初、心の父親佐野文吾(鈴木亮平)が死刑囚であり、その家族の佐野一家は、瀕死の状態。世間からは殺人犯の家族という事で、世の中からバッシングの嵐で社会から抹殺寸前。笑顔が全く無い家族には、「幸せ」という文字は、二度と訪れない様な雰囲気。

 

そんな時に、心の愛する妻由紀(上野樹里)が出産と同時に亡くなってしまいます。そんな時に、突然心は過去にタイムスリップしてしまい、これから、佐野家の命を掛けた家族の物語が始まります。

 

タイムスリップした過去は、まだ事件の起こる前。佐野家は笑顔溢れる温かい家族でした。このギャップがとても響いて来ました。

 

こんな自己投影したくも無いですが、一つの事件をきっかけに家族の未来がこうも変わるのか。ほんと怖い!って感じました。

 

殺人事件を起こさないのはもちろんですが、私たち自身いつ突然加害者になるかもわからない可能性ある境遇である事は事実です。

 

交通事故を起こして、人を不幸にしてしまうなど、誰の元にでも可能性はあります。

 

だから、怖っ!って思いますよ。ほんと。

 

 

心温まる家族が一夜にして、地獄の生活になってしまう。これを体験した家族が、ドラマではありますが、「ああ、なんとか佐野家、田村家、ハッピーになって終わってくれないかなあ」と希望しながら観る様になりました。

 

 

家族の危機は、家族で乗り越えないといけない。家族の絆があるからこそ、信じ合える。だから、決して諦めない。こんな家族愛にほろろってなってました。

 

「ああ、自分の家族も、それなりになんとなく普通だね。幸せかって聞かれて、どうかなあ。特に不便も無いから、幸せなんじゃないの」

 

なんて、思ってる幸せボケするくらいなら、家族で危機を乗り越え、絆を強くし、たくましく家族愛を育みながら成長する。って物語の方が、ハリがあるかもしれないです。

 

今、普通に生活できる家族が、改めて、「家族愛を育む」「家族の絆を強める」にはどうしたら良いのでしょうね。

 

それには、一つのやり方があります。

 

どういう事なのか、知りたい方はまた、後ほどお教えしますね!

 

 

 

でも、ほんと泣けるドラマでしたよ。

 

家族愛をテーマにしたヒューマンドラマが一番観たいドラマの様に思います。

 

 

ミステリーだと、結末が最後まで明かされない事が多いので、謎解きの結末を知りたくて、引っ張られる事が多いですが、それまではハラハラドキドキしてます。

 

でも、結末を知ってしまったら、ああこういう事だったのか。で、はいおしまい。

 

になってしまい、心に残りません。

 

やはり、心に残るには、心に残るストーリーが必要です。人間ドラマとしてのね。

 

 

それが、この#テセウスの船 にはあったので、真犯人が分かっても、そんなに「なーんだ」とはならずに、「家族愛」の結末に心打たれたのだと思います。

 

 

2020年冬ドラマから、この「ヒューマンドラマ」をストーリー分析から、色々な観点で解釈して行きますので、よろしくお願いします!