人生を変えるドラマ㊵
恋するハエ女⑤ 総理の愛人になれ?! 絵美の両親登場。 本当に信じられるのは誰? 吉野家の牛丼を食べている所に、八重樫の(元)職場の人間が訪ねてきて、絵美に八重樫の事で聞きたいことがあると言われます。 そして、その男は 「彼(八重樫)は危険です。これ以上、近づいてはいけない」 と絵美に警告するのです。 男は、公安の捜査員だといいました。 絵美は、あのSNS暴露事件の後すぐ、八重樫が仕事を退職した事を知らされ、驚きます。 情報公開が退職の理由なら、あおった自分にも責任があるかもしれない……と考えていたら 八重樫が、以前から退職を決意していて、仕事の担当だった野党がらみで逆に取り込まれた可能性がある、多分に政治的な絡みがあるかもしれない、と言われてしまいます。 具体的には、藤巻総理(イッセー尾形)の退陣を狙った愛人捏造疑惑に加担している可能性があり、絵美自身を総理の愛人にでっちあげるつもりなのではないか、と見込んでいると、率直に打ち明けるのです。 藤巻総理の地元が偶然絵美と同じ名古屋である事も重視している事がわかるものの、自分が愛人?とずっこけてしまう絵美ですが、捜査員は至って真剣に話をして来ます。 最初の出会いの時から、どうして自分にネットで絡んできたのか不思議に思ってはいたものの、絵美は実は八重樫の事を本名や連絡先以外、人となりについて何も知らなかった事に気付くのです。 人生変えて、愛人に? 八股かけて、免疫つけて…愛人に? 一人前の大人の女になって、愛人に? やっぱり八重樫は、自分を総理の愛人に仕立て上げようとしてるの? 公安捜査員に言われた 「彼は危険です。 これ以上、近づいてはいけない」の言葉が突き刺さったまま悩んでいる時に、電話がなります。 「アンタ、何やってるの‼」 と開口一番母親・小森里奈子(小島範子)に怒鳴られ、絵美は実家に帰ってくるよう命令されます。 愛知県北部・尾久手市の実家に帰ると、誠也と婚約解消した事、学校の保護者と揉めて停職(休職)になった事が、全てバレており、里奈子はカンカンに怒って、事情も良く聞かずに絵美を責めます。 (頼んでもいないのに)勝手に準備した結納の為に準備した300万の着物をどうするの!と責める里奈子。 明日の校長会でも、誠也と揃って婚約の報告会をさせるはずだったのに、と責める里奈子。 「ごめんなさい…」と謝る事しかさせてもらえない絵美。 誠也の都合や絵美の気持ちもお構いなく、明日は総理大臣も校長会に出席する予定なのだから、一人でも出席なさいと命令する里奈子に、絵美は茫然とします。 (尾久手市に他用があった藤巻総理に、校長懇親会にも出席して貰えるよう頼んであったらしい) 大学で教師をしている父親・哲朗(温水洋一)は、相変わらず妻・恭子の尻に敷かれており、絵美に対しては暫く嵐の過ぎるのを待つしかない、と声をかけるのみ。 実家のベッドで、昔嫌々ながら連れて行かされた校長懇親会の事を思い出していたら、八重樫から電話が鳴ります。 自分が相手の事を何も知らないのに、気が付いたら相手のペースに嵌ってすっかり気を許してしまい、恋の相談までしていた事に、改めて警戒心を持った絵美は、緊張しながら電話を取ります。 俺から逃げるつもりか?と言われ、どこに逃げたって私の勝手です!と言い返す絵美。 (実は、絵美自身も、こんなに率直に言い返す事が自分にとって稀な事だと気が付いていません) 実家に帰っている事を見透かされ、母親の経歴まで完全に調べられて、御立派な母親をお持ちで、と言われ思わず 「母は…完璧な人ですから」 と、昔から自分が如何に母親に迷惑をかけてきたダメ娘だったかを話します。 小学校の頃、自分の誕生日に怪我をした友達を励まそうとして変顔を作り、里奈子にぶたれた事を回顧する絵美。 すると、八重樫は 「完璧な母親に優しい父親? やっぱりお前は人を見る目がない。」 そして、それは言い換えると、 「過干渉で子離れできない、クソ母親」 「そんな妻を見て見ぬふりする、クソ父親」 なのだと、絵美の両親に対して失礼なほど辛辣な人物判定をするのです。 更に、絵美をご立派なママの奴隷、言いなりの人形だと、30近くなっても反抗一つした事ないクソ娘だと愚弄するのです。 さすがの絵美も、 「何であなたに、いつもいつもいつも言いたい放題言われなきゃいけないんですか。本当は……何が狙いなの?」 と噛みついて、ある人に八重樫は危険だから近づかない方が良いと言われた事を話します。 すると、八重樫はいつもの調子で自分の昔話をした後に、両親の真実を自分の目で確かめてみろ、と言います。 絵美は煙に巻かれた感じがするものの、父親の行動に違和感を感じ入浴中の父親のスマホを見てしまいます。 そして哲朗がスマホに全然慣れなくて、と言っていた事が嘘で、色々なSNSアプリや若者が好きそうなスタンプを使いこなしている事が判明します。 そのため、絵美は仕方なく、不審な行動をした父親の後を尾行することにします。 ところが、絵美の他に父親を尾行している黒服の男たち(真田からの話で、恐らく公安の捜査員だと想像する)を発見します。 ちょうど電話してきた八重樫にその事を話すと、八重樫は驚愕し、本当に内調の真田が来たのかを絵美に確認します。 そして、八重樫はまったく意図していなかったところで、自分がスパイ扱いされている事、絵美をとんでもないトラブルに巻き込んでしまった事を確信して、絵美に父親は大丈夫だから早く家に帰るように指示しますが、真実を自分の目で確かめろ、と言われていた絵美は引き下がりません。 その結果、父親が若い女性と隠れて会っており、浮気をしている事実を知ってしまいます。 父親は政治的陰謀にも関係無い事は証明されたものの、絵美は父親の不貞を知りショックを受けていました。 公安の人間に周りを囲まれ、校長会で何をする気ですか、と疑いをかけられ問い詰められた絵美は、何もやましい事はないにも関わらず、怖くなって彼らから逃げだしてしまいます。 結局、絵美は公安の人間達から逃走しながら、母親の待つ校長会の会場へと向かうのです。 しかし、何をどう間違ったのか、絵美と愛人役の女性が途中で入れ替わってしまい、絵美は陰謀関係者に連れられて、強制的に総理の待つ部屋へと案内されることに。 八重樫が絵美に懸命に説明した事で、彼が政治的反逆の意図も絵美を利用する気もなかったと理解しますが、時既に遅し。 総理とぶつかって、よろけて総理に抱き着くだけでいい、と絵美を監視しながら奥の部屋に強制的につれていく暴力団風の男は、絵美を解放してくれません。 八重樫にも電話で状況が伝わっていて、どうしよう、と藁にもすがる想いでこの場から逃げる方法を聞く絵美。 八重樫は、絵美をトラブルに巻き込んだことを謝罪し、3階の窓から階下の落ち葉の山めがけて飛び降りるよう、絵美に迫ります。 前に総理大臣とそのSP。 後ろに暴力団の男。 電話からは八重樫の窓から飛びおりろ、の声。 誰を信じていいのか混乱してしまい、誰を信じていいか分からない!と電話口の八重樫に対してオロオロする絵美。 「誰を信じていいか分からないんなら、俺を信じろ‼ このハエ女‼」 と八重樫に叫ばれた瞬間、絵美は発作的に、左側の八重樫に言われた窓から外に飛び降ります。 運よく、八重樫の計算通り落ち葉の山に落ちた絵美は、無傷で母たちの待つ会場へ辿り着くことができたのでした。 その後、母親たちが集まる校長懇親会の前で、強制的に挨拶を求められた絵美は、母親の一言、 「お願いだから、お母さんに恥をかかせないで」 という言葉を聞いて、今まで保っていた心の中の何かが切れてしまいます。 そして皆の前で、母親が作り上げていた理想の娘像が嘘であった事を暴露してしまいます。 ついでに、自分たちの家族のスキャンダルさえぶちまけてしまい、更に母親の不倫相手がいる事も判明し、会場は混乱の渦に巻き込まれる事に……。 そこで登場してきた藤巻総理は、政党内でクーデターに合い、離党し新党を立ち上げられた事で、藤巻政権が崩壊した事をヤケクソになって宣言した後、ショックと心労で絵美の側で倒れてしまいます…。 翌朝、絵美は実家から自宅に帰るのですが、そのとちゅうのバス停のベンチで、八重樫からの誕生日プレゼントを見つけます。 すぐに絵美は八重樫に電話をかけ、母親から二度と帰って来るな、と追い出された事を話します。 「29年間信じていたものが、いろんな意味でぶっ壊れました」 「ぶっ壊れたなら、また新しい関係が築けるさ」 と絵美を励ます八重樫。 「ハエ女の遅すぎる反抗期を祝して」 と、八重樫に言われた絵美は、中に入っていたバースディケーキを食べながら、答えるのでした。 「私……これから何を信じるかは、自分で決めようと思います」 そして、絵美は最近ずっと気になっていた事を、八重樫に問いかけるのです。 「八重樫さん………あなたは、誰ですか?」 と。 人生を変えるドラマ㊶ に続く