最後の手続きは年金手続きと子どもの戸籍移動

 

 

 離婚届提出後、1か月は慌ただしく過ごしました。

 届を提出しても、やる事がまだ残っていたからです。

 

 

 まず、年金事務所に行って、年金分割の手続きをしなければなりませんでした。

 

 

 分割の有効期間は、婚姻日から離婚確定日までの年月で決定します。(そのため離婚を引き延ばす事を考えました)


 但し、裁判所で割合を決定しても、離婚後3年以内に手続きしないと無効になってしまうので早めに行う必要があります。 

 (ノンビリ構えていると、いつの間にか3年経っていたとかになったら、せっかくの裁判所決定が無効になり年金が分割できなくなります! 忘れないうちに早く手続きする事を強くお勧めします)

 

 

 次に、子どもが帰省したタイミングで、家庭裁判所に子どもの氏変更手続きの申請をしました。 

 といっても、子どもは既に成人しているので子ども自身が裁判所に書類を記入・提出すればいいので簡単です。

 

 

 私のエゴというか我儘(後述します)ですが、子どもに頼んでやって貰いました。

 

 裁判所の手続きに時間が掛かる為、そのあいだ帰省期間を延ばす必要があり、子どもに迷惑をかけましたが、無事裁判所が認定した書類を持って、市役所で入籍届を出す事ができました。

 

 

 離婚時は、子どもの籍は戸籍の主(父親である不貞男)の戸籍に自動的に残ってしまうため、母親の戸籍に移りたい場合は自分で手続きをしなければなりません。

 

 その為には裁判所に子の氏変更手続きを申請して認可してもらう必要があります。

(物理的に同じ苗字だとしても、父の戸籍から母の戸籍に動かすだけで、氏の変更となります)

 

 

 その氏変更届を持って戸籍を父方から母方へ移動する事が出来るのです。

(これは、未成年、成人共に変わりません。 子どもが成人でどちらの籍にも残りたくない場合は、子ども一人だけで新しい戸籍を作る事もできます)

 

 

 

 

 実は、子どもの戸籍を移すのは、私の復讐でもありました。

 

 このブログの最初で書いたと思うのですが、不貞男に言われて1番ショックだった言葉は

 

 「いつか、必ず叩き出してやるからな」

 

でした。

 

 叩き出されたのが私では無くて、実は自分自身だった事を、最後に思い知らせようと思ったのです。

 

 

 もう、不倫されて傷ついただけのサレ妻は存在しません。

 

 仕事も教育福祉系の団体に所属し、薄給ながらも社会的に意義のある活動をしてきました。

 

 うちの子が将来結婚する事があった時に、その相手や相手のご両親に、親として人として自信を持って、事の顛末を説明が出来る人間になれたと思います。

 


 再婚は(恐らく)無いでしょうが、人として尊敬できるボーイフレンド位はできるといいな…と考えられる様になりました。


 

 やっと、私が不貞男と出会う前の感覚 ー 母との愛着の問題は潜在しながらも、それなりに充実し満足して生きていた感覚 ー を取り戻せました。

 

 

 10年以上の時間をかけて、前よりパワーアップした形で人としての自信を取り戻し、精神的に復活する事ができたのです。

 

 

サレ妻復活日記45(終)に続く