ブログを始めようと思った訳

 

 

 初めまして。ドラマ映画好き女子dramagoerといいます。とある地方都市で教育関係の仕事をしています。

2023年、意を決して私はblogなるものを始める事にしました。

 理由は、友人の離婚の相談に乗っていた時に”凄い!あなたの経験は有料級よ!”と言われた事がきっかけです。

 

 当時は、離婚調停も控えており、仕事も忙しくまだ子供も義務教育の状態で自分から発信する心の余裕もなかったのですが、子どもも成人し大学で就活の目処もたってきたので、

「失敗しない離婚」「未来のための離婚」について、書く余裕と資格ができてきたかな?と思い、この10年余りの記録としてブログを始める事にしました。

 

 

失敗だった結婚生活

 

 なんか凄く理性で割り切って逞しく離婚を決意したんだろうなぁ…。小さい子抱えて専業主婦の自分とは違う強い女の話なんて、自分には関係ないや………

って、読むのを止めようとしているアナタ、違います、誤解です!! 

 私は転勤族の元ダンナとの結婚を機に、総合職の仕事を辞め専業主婦をしていました。子供が産まれる迄は非常勤で働いた事もあった(元ダンナ曰くアルバイトに毛が生えたような仕事)をちまちまやっていたものの、妊娠中のつわりが重くて出産後は10年ほど専業主婦状態でした。

 

 詳しくは後ほどカウンセリングの章で書きますが、生い立ち上家族の縁が少し薄かった私は、結婚を機に家族との時間を最優先に生きて行こうと決めていました。(そうでなければ転勤族となんて結婚できません。住む場所も知り合いも数年おきに総とっかえで、人間関係も広がりませんから)

 要は、元ダンナに人生を賭けたのです。それが、間違いの元だったのですが……。

 

 結婚後暫くは睦まじく生活していましたが、転勤で東京に戻って来た頃から、歓楽街での接待が常習化してきました。元ダンナがお酒も好きなうえ仕事柄営業職の様な側面があったため、飲み会は避けて通れない職種だったので気にしないようにしていましたが、子育ては当然ワンオペ。子どもが生まれて数年経った頃から、元ダンナの様子がおかしくなっていきました。

 

 帰宅は午前様が常態化。帰って来ても夫婦の会話が殆どなし。土日は殆どゴロゴロ寝て過ごす。こんな状態良くない、と思っても仕事だから仕方ないだろう?と言われたら、収入のない私は言い返せませんでした。

 水商売の女性からのメールも頻繁になり(当初は共有のニフティのメアドを使用)、女性の影がちらつき始め、何度となく問い詰めた事もありましたが、独立したバーのママからの営業メールだよ、とか言われてはぐらかされ、月日は過ぎていきました。

 気が付いたら、酔うと暴言を吐く元ダンナに毒を吐かれる生活になっていました。

 

 

 詳細は省きます。今思い出しても心臓が痛くなり動悸がしてくるからです…。

ただ、ひとつだけどうしても忘れられない一言があります。 

 外食をしている時に、急に般若のような顔になって

いつか、必ず叩き出してやるからな‼

と毒づかれた一言です。

 

 一瞬目が点になり、時間が止まったように記憶しています。

 一体何をすれば、こんな事をパートナーに言われてしまうんだろう…。

そんなに私は相手に酷い事をしてしまったんだろうか…。

たしかに、結婚後体も弱く、病院通いの多い妻だったけれど。

料理も並み以下で自慢になる家事はできないけれど。

でも、いつだって自分の家族と相手の家族、分け隔てなく接してきた。

相手の親戚とも上手く付き合ってきた。 法事も代わりに参加もした。

周りの人に認めて貰うために、努力できる事は頑張ってきた…。

 それ以降、私は自分を責め、否定し、益々自分の言動に自信がなくなって行きました。

 仕事も収入もなく体も心もボロボロの状態から、ここまで復活できたのは正直奇跡に近いと思っています。

 

 

  夫婦関係の再構築は無理、離婚は避けられない、と気付いた時、自分の人生、失敗してしまった……と絶望しました。

ただ、そう思っていると不幸なまま時間だけが過ぎていきます。未来への希望もなくなり、心もふさぎ込み、夜も眠れなくなり、体調も悪くなっていき…と坂を転がり落ちるようにマイナス思考の日々を送りかけていました。

 

 子どもをかかえ、今死ぬわけにはいかない、自分だけの問題ではないのだ、と毎日自分に言い聞かせながら、何とかしなければと毎日足掻いていました。

 そんな折、知り合いから聞いた主婦Qさんの話をきっかけに、私は自分の精神を立て直すため、心療内科でカウンセリングを本格的に受ける決心をしました。

 その女性Qさんは病弱で転勤族のダンナさんを頼りにしていましたが、ダンナさんが外に愛人を作って家庭を顧みなくなってから精神的にも病んでしまい、鬱になって、知り合いも殆どいない土地で自殺してしまったそうです。

 

 自分もメンタルを病んでオカシクなってしまうかもしれないと、その時は本気で思っていたので、冗談じゃない、自殺なんてありえない!!と怒りに震えました。

自殺したQさんと自分を重ねていたのかもしれまぜん。

 心を立て直す事から始めないとダメだ!と確信し、即、カウンセリングを実施している心療内科を探し始めました。

 

 書く事でも頭の中はだいぶ整理できるのですが、やはり誰かに面と向かって話を聞いて貰えることは、心の整理と安定の為に一番効果が高い事だと確信しています。

私の場合、最初は友人たちに話を聞いて貰っていたのですが、元ダンナの悪口ばかりを聞かされていた彼女たちが疲れてしまい、逆にそんな事されるあなたにも原因があったんじゃないの? と反論されてしまうようになり、励まして貰うつもりが逆にその人たちとは疎遠になってしまいました。

 

 悪口は言っている人の人格をも傷つけてしまう行為なので、心理学を専攻し臨床経験もある専門家(臨床心理士あるいは公認心理師)に聞いて貰い分析して貰う必要があります。なので、できればカウンセリングと気持ちを書き出す事の両方を併用する方が、頭と心の整理が一番上手くできるのではないかと思います。

 

 

 

失敗しない離婚

 

 

 失敗しない離婚」とは、離婚することで精神的・金銭的にボロボロにならないものだと思います。

 多少の傷は負いながらも、離婚と言う人生のけじめをつける事で、過去と向き合い清算し、かつ自己と向き合い自分の人生を取り戻す事ができる事が、失敗しない離婚の効用だと思います。

 

 損切り、という言葉があります。

株なんかを保有している際に、売却したら損失が確定している状態で、損失をこれ以上大きくしない為に売る事を指します。

 結婚生活が破綻し回復の見込みがない、一緒にいても自分が傷つき不幸になる未来しか見えない、そんな時にも結婚生活の損切りが必要だ、と私は思います。

 

 勿論、長い夫婦生活で山あり谷ありで、回復の見込みがある場合もあるでしょう。

経済的な不安もあるでしょう。

でも自分の心は知っているはずです。 人生はたった一回しかありません。

たとえこの先、再婚する事がないとしても、自分が死ぬときにこの男と人生を共にした事を後悔しないか? 

 今、離婚を真剣に考えている方、どうしようか色々な不安を抱えて苦しく辛い時間を過ごしていると思います。 今が一番精神的に苦しい時です。

 納得して離婚できた後の方が、やるべき事が明確になって、ウジウジ過去の出来事で悩む暇もなくなります。 後で後悔しない様、今を上手く乗り切る為に、私のブログを参考にしてみてください。

 

 


 

離婚前の準備で外せなかったこと

 

 

  離婚に伴う精神的・経済的ダメージを最小限に抑える為、次の項目を同時進行で実践しながら離婚前の準備を進めていきました。

 

 

 ①DV・不貞行為の証拠はしっかりとっておく

 ②①がそろったら別居して、安全基地を確保する

 ③子供に相手の悪口を吐き出して、自分の味方につけようとするのを我慢する

 ④③を可能にするためにカウンセリングを受けながら自分の心を最大限ケアする

 ⑤仕事をしながら離婚の交渉を不利にしない為、代理人(弁護士)を選任する

 ⑥出来るだけ早く仕事(できれば正社員の仕事)を探して、経済的に自立する

 

次回は①について詳しく書いていきます。

 

 

サレ妻復活日記② に続く