巨匠の創作現場とは・・・ | オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

オーディオキネマ 公式ブログ

昨夜は、

 

私の大好きな番組、

NHK『漫勉 シーズン0』を再鑑賞しておりました〜ニコニコ

 

この番組は、

 

漫画家浦沢直樹さんが、

 

有名漫画家のアトリエに密着カメラを持ち込んで、

 

その制作風景を世界に発信するというものなのです。

 

浦沢さんは、

 

この番組の企画発案者なのですが、

 

「日本人漫画家のペン先には、

 

世界中の漫画ファンが注目しているんです」

 

と仰っています。

 

確かにその通りですよねウインク

 

私のような者でさえ、

 

その映像を観ていてワクワクするんだから、

 

それを仕事にしようとしている方には、

 

喉から手が出るほどの秘密が詰まっているんでしょうね〜グッ

 

 

 

そして、

 

私にとっては、

 

これを観ると、

 

本当にモチベーションが上がることが、ありがたいんですよね〜!!

 

巨匠たちの、

 

ものづくりへの信念やこだわりを知れるのは、

 

末端の人間にとっても、エネルギーになりますよね〜照れ

 

 

 


さて、

 

今回の番組での密着対象は、

かわぐちかいじさんでした。

『沈黙の艦隊』でお馴染みの大巨匠ですね。



世界中にファンのいるかわぐちかいじさんですが、

 

彼の語る内容には、

本当に感動しましたねぇ〜!

お二人の何気ない会話に、

まるで吸い込まれるようでしたよ。

 

肌が粟立つのを覚えました。

 

(何度も観ている番組なのにね〜爆  笑




ここに、

番組を思い出してかわぐちさん浦沢さんの会話を書いてみます。

----------------------
かわぐち「一回の連載で、5コマ20ページ。およそ100コマをたった2日間で仕上げるのが我々の仕事だ。私は、その全てのコマを、自分が楽しんで描いているかがとても気になるんだ」

浦沢「楽しんで書いていれば、無駄コマがない」

かわぐち「そうそう」

浦沢「こちらが楽しんで書いていれば、読書もきっと楽しんでいる」
----------------------


これは、

日本を代表する巨匠漫画家の会話ですよ。

なんて、純粋で、真っ直ぐで、当たり前の内容なのでしょう~アセアセ

もう、参ってしまいますねぇ~チュー



かわぐちさんはこんなことも言っていました。

「絵を書いていて、

その絵は自分がちゃんと楽しんで書いているかということを、

ペンを止めて考えるんです。

客観的に自分で確認するんです。

これを何度も繰り返すこともある」


・・・・驚きました~アセアセアセアセ

こんなに自分の仕事への信念を見極めている方を私は初めて観ましたね。


一コマ一コマ、

そうやって積み上げて仕事をされていたんですねぇ!!




この2人の会話は、

お互いの仕事のクオリティーを話し合っているような気がしましたね。

しかしそれは、

彼らの目指す到達点の話でもあると思いました。

どうやら2人で、

そういったところを確認し合っているようにも見えましたね。

それがとても見ていて楽しい番組ですよねOK



きっと彼らには、

仕事に対して、

同じようなテーマがあるのはないでしょうかね。

そういった共通点が、

彼らをあれほど純朴な会話へと導いた気がします。

彼らの目指すものとは一体何なのか・・・・

もっと深く、そのあたりに突っ込んだ話も聞いてみたかったですね。




私も、

シナリオを書く時は、

各キャラクターについて、

声をお願いしたい声優さん(俳優さん)をイメージしますので、

どのセリフもその声優さんが楽しんでくれるかどうかにとても気を配ります。

節回しがつけやすいか、調子は取りやすいか、語呂はいいか・・・などなど。

でも、

かわぐちさんの言葉を聴いて、

もっともっと自分が楽しいかどうかに集中してもいいような気もしましたね。

少なくとも、

シナリオの根底には、

自分自身が震えるような楽しさを覚えているかどうかが重要なんだと学びましたグッ

やはり、

巨匠の言葉は重いですね照れ



ああ~、

新しいシーズンは、始まらないのかなぁ~。

 

数年前に最終話を放送して、

 

随分と日が経ちますよね〜〜。

さらなる一流の創作現場を目撃したいですね。

 

素晴らしい番組だけに、

 

期待感が高まります〜〜ニコニコ

 

 

 

 

【1月開催  3ヶ月間 声優ワークショップ】

『シナリオの読み込みをプロレベルにする!』

 

木曜クラス、日曜クラスの2クラスを実施。

 

本番収録用のシナリオ、そのドラマCD(上下巻)を教材に、プロ声優に必要なレベルの〈シナリオの読み込み〉を徹底的にレクチャーしていきます。
現場にいる声優がもっている技術、能力を理解して頂きます。

「セリフで構成されたシナリオから声優は何を読み取ればよいのか・・・。」

ここを知ることが、役作り、演技表現、共演者との調和、ドラマ構成の重要な基礎になります!

 

レッスン内容や目的は下差し

http://dramacd.moo.jp/prolevel.pdf

 

 

image

 

 

 

オーディオキネマ代表 

山中勇人(脚本・演出)

◆◆◆twitter◆◆◆

 @audiokinema

◆◆◆facebook◆◆◆

 @dramacd