宮崎駿監督のメッセージ | オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

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宮﨑駿監督の映画は、

私にとって、

もはや生活の一部となっていますニコニコ




毎週のように、

名作の内の一本を選んで鑑賞してしまうんですよね〜。

そして、

 

その都度、身になる発見があるのですから、

その奥深さに驚かされてしまいます!

ホント、ありがたい映画ですね。

(だから、習慣化してしまうのですね〜OK



 

しかし、

「どうして、

そんなに何度も観ることが出来るのだろう・・・??


よくそのことについて考えるのですが、

やはりそこには、

あられ作品が持つメッセージ力の強さがあるからだと思うのです。



そんなメッセージの中で、

どの作品にも共通しているモノがあります。

それは、

「映画のシンボル(象徴)の破壊」

ですグッ



 

例えば、

「天空の城ラピュタ」では、

軍の要塞で、

ムスカがシータを壊れたロボット兵の保管された倉庫へ案内しますね。

あのロボットへの残骸はとても印象的です!

素晴らしいカットですねニコニコ

(破壊で言うと、ラピュタ城の崩壊もあるのですが・・・)




「紅の豚」では、

ポルコの飛行艇の破壊があります。

カーチスに潰されるシーンは何度観ても辛いですねぇ~!

(その後の再生はワクワクしますけれど。)




「ハウルの動く城」では、

城そのものがめちゃくちゃに崩れてしまいますね。

この壊れ方がまたダイナミックですよね!

 

気合の入ったアニメーションシーンとなっています〜ウインク

そして、

 

新たに生まれる小さな乗り物は、とても素敵ですよね。




「風立ちぬ」では、

ゼロ戦の残骸のカットがあります。

これは、宣伝CMでも使われていましたね!

とても儚さを感じる画でした・・・。

 

どこか、ロボット兵の残骸に重なりましたね。




「魔女の宅急便」では、

キキのお母さんから譲り受けたホウキが折れてしまいます。

キキの心情がズキリと観客に突き刺さるシーンですね!

 

何度観ても、

 

「ああああ!!」と心で叫んでしまいます〜ニコニコ




挙げればキリがありませんね。

この宮﨑駿さんの作品によく起こる、

「破壊」のメーッセージこそが、

とても大切なんだと思います!!

これが、

ジブリのアニメーション映画を、

実写映画に負けない内容に押し上げているものだと思いますグッ

大切なもの、

愛すべきもの、

必要不可欠なのも、

頼っているもの、

そんなものを容赦なく破壊し、

そこから這い上がる、生き延びる、強くなる人間を描いているんですね。



それに、

そういったものは、


容赦なく、あっけなく、失うことがあるということです。

これも、

子どもたちに見せておくべき大切なストーリーだと思います。

宮崎監督は、

娯楽映画の中にも、

そういった世の中の当たり前の厳しさを投入しているのではないでしょうか。

それらテーマは、

緻密な時代考証、重厚なストーリー、ユニークな人物たち、極上の画力で、

実は、

世界中の大人たちにも、

しっかりと浸透しているんですね。

 

 

 

 

映画の中で、

 

物語の象徴となる〈何か〉を破壊するのは、

 

シナリオを書く上で、解決が難しい問題が数々発生するものです。

 

破壊という大きな衝撃に対抗するドラマが必要となるからです。

 

シナリオは、バランスが命ですので、

 

この均衡を保たないと、観客を一気にシラケさせてしまうことになるのです〜チュー

 

宮崎さんの物語では、

 

常に、この「衝撃」と「ドラマ」のバランスが素晴らしいのですキラキラ

 

絶対に観客を裏切らないんですよね。

 

このドラマ感覚は、

 

スピルバーグ監督と似た本能を持っていると思いますね。

 

「絶対に裏切らない」と信頼できる監督なんて、

 

世界に、この二人くらいではないでしょうか〜〜爆  笑





ジブリ映画から奥深さを感じることができるのは、

 

こういうエッセンスが散りばめられているからなんですねニコニコ

 

(他にも、様々な仕掛けがあるんですよねぇ〜)

 

アニメーションの存在価値を変えた宮崎さんは、

 

本当に偉大な監督ですねぇ〜。

 

時代劇を世界に認めさせた、黒澤監督に並ぶ巨匠ですねぇ〜〜おねがい

 

新作が楽しみですッキラキラキラキラキラキラ

 

 

 

 

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