声優キャスティングの面白さ | オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

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時代劇というジャンルで、

 

ドラマCDを制作しようとする時、

 

とても大事になってくるのがキャスティングだと思っていますニコニコ

 

 

 

私の場合は、

 

自主制作のような身分ですから、

 

その選択においては、何一つしがらみはありません。

 

(今のところはねウインク

 

ですから、

 

シナリオ執筆している時に頭に浮かんでいた声優さんを、

 

そのままキャストに迎えたいと思っていますグッ

 

そうとなったら、

 

あとは・・・

 

声優事務所を一軒一軒回るしかありませんね〜。

 

マネージャーさんの皆さんに作品意図を理解して頂き、所属タレントさんの出演をお願するのです。

 

(制作側が出演をお願いするという逆営業ですねぇ〜爆  笑

 

 

 

 

では、

 

私のイメージ通りの声質、演技表現ならば、

 

どこの事務所のどの声優さんでも良いのか・・・・というとそうでないんですよね。

 

所属事務所には、

 

それぞれ特色というものがあって、

 

そういったことも配役には考慮するのがとても重要なんですよね照れ

 

 

 

事務所の特色というのは、

 

きっと、

 

会社を設立された代表個人の個性のようなものが、

 

脈々と受け継がれて出来上がっているのだと思います。

 

そういった事務所のもつ雰囲気を、

 

作品やキャラクターへ浸透させたくて、

 

キャスティングのアイデアに取り込むことにしていますウインク

 

(これは、あくまで私の考えですが〜〜)

 

 

 

 

さらに、

 

私の場合は、

 

「このキャラクターとこのキャラクターは、

 

シナリオ上の役目繋がりから、

 

同じ事務所からキャスティングするべきだろう」

 

というアイデアも存分に活用します。

 

(これは、特によく機能すると思っています〜照れ

 

 

 

例えば、

 

弊社制作のドラマCD『研ぎ師伊之助深川噺』では、

 

私の作品に登場する男谷精一郎おせき婆さんという人物。

 

この二人は、

 

別に夫婦という関係でもないのですが、

 

機転が利くところや、人を見抜く性格など、

 

お互いに共通する性質を認め合っている関係があります。

 

ですから、

 

なんとなく波長が合う雰囲気を出すために、

 

大木民夫さん谷育子さんを同じ事務所よりキャスティングさせて頂いたのです。

 

本音を言わずとも分かり合っている間柄というのは、

 

とても難しい表現になりますが、

 

(特に、別録りの現場では・・・アセアセ

 

お二人にかかれば、

 

その辺りが面白いくらい自然に表現されていましたねぇ〜OKキラキラ

 

 

 

また、

 

正反対の理由で、

 

絶対に同じ所属事務所からは選ぶことはできない配役というのもあります。

 

そんなことはベテラン声優にかかれば何の関係もないかも知れませんが・・・

 

いえいえ、

 

根底のさらに根底では、

 

きっと微量の影響があるんだと、、、私は思うのですニヤリ

 

ですから、

 

主人公の伊之助さんは、

 

他のどのメインキャストとも違う所属事務所より、

 

松田洋治さんをお迎えしたのです!

 

稲葉大輔を演じられた難波圭一さん

 

淑江を演じられた島本須美さんも、

 

同じ理由でキャスティングさせて頂いていますねウインク

 

彼らから感じる一種の孤独感のようなものが、

 

どこかで、ほんの少しだけ香れば・・・と思ったんですね〜。

 

 

 

 

笹野平五郎浅田留伊という若いキャラクターたちも、

 

違う事務所よりお願いする必要があった人物達ですね。

 

物語上、とても重要な関係性を持つ二人ですから、

 

本番録音の当日までに、

 

よ〜くお互いについて想像を巡らし、

 

お互いを意識し合い、

 

お互いについて考える時間を多く持ってもらう必要がありましたニコニコ

 

この決して会わない間柄で、

 

そういった長い準備時間を過ごして頂くことが、

 

演技に存分に影響すると考えたのです。

 

斉藤壮馬さん吉田聖子さんは、

 

そういった経緯でキャスティングさせて頂いたのです!

 

(もしも、お二人が友人同士だったら、大失敗でしたね〜爆  笑

 

 

 

 

ドラマCDというのは、

 

音で構成されている、耳で楽しむ世界です。

 

日本語と、効果音、音楽、そして無音の間、

 

それだけが存在する時間をお客さんには過ごして頂くのです。

 

私のCDを聞く人は、

 

ほとんど100%が日本人でしょう。

 

つまりは、

 

日本語のプロというわけですグッ

 

そんな日本語のプロが、

 

私の作品のどこまでを聞き取る(感じ取る)かというと、

 

無意識の世界でしょうが・・・

 

それはそれはディープなところまでだと思います!!

 

 

 

言葉に硬さや柔らかさ、透明度や、温度、臭い、

 

そんなものが存在するとしたら、

 

それは、CDを聞くお客さんの耳にも、

 

必ず肌触りとして浸透すると思うのです〜照れ

 

それが、

 

ドラマ(ストーリー)のうねりの中で影響しないはずはありません!!

 

だからこそ、

 

ちょっと馬鹿馬鹿しいと思われるところにまで、

 

徹底的にこだわってみたくなるのですよね〜。

 

 

 

 

次回作では、

 

このキャスティングについて、どこまでこだわれるでしょうかね〜。

 

作品の質を決定づける過程なので、

 

妥協の無いように頑張りたいですねぇ。

 

ということは・・・

 

各声優事務所の皆様には、

 

またまたご迷惑をおかけすることになりますねぇ〜〜爆  笑

 

 

 

よろしくお願い致します〜!!

 

 

 

 

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オーディオキネマ代表 

山中勇人(脚本・演出)

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