江戸の恩恵 | オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

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先日のブログにて、

 

参勤交代について触れましたが、

 

この大行列によるお大名のお引越しというものは、

 

とてもユニークな風習ですよねぇ〜ニコニコ

 

わたは大好きなんですよねぇ〜キラキラ

 

その理由は、

 

この制度を導入したことが、

 

現在の日本発展の原点を作り上げたと言っても過言ではないと思えるからなのです〜。





下の絵は、

 

皆さんご存知の参勤交代ですね。

 



全国各地の大名が、

 

領地と江戸を行き来して、

一定期間の間、江戸に住まうことを義務付けられた制度のことです。

 

交通機関の無い時代に、

 

一年ごとに江戸と領国を行ったり来たり・・・・タラー

当時の苦労が偲ばれますねぇ〜爆  笑

※ただし、遠方の藩などで、
 3年1勤、6年1勤など、例外もありました。




ちょっと話は反れますが、

 

よく時代劇ドラマで、

行列の前列を歩く先払い(さきばらい)の藩士が、

「下に~、下に~!!」

と叫んでいる映像がありますね。

今から行列が通るぞ、と町の者に知らせているんですね。

意味としては、

「町人よ、土下座をせよ!」

と言っていたんですね。

ちなみにこう叫ぶのは、

 

徳川家の親藩である御三家の行列のみです。

※テレビを観ていて、どこの藩とも分からぬ大名の行列がこう叫んでいますが、あれは、完全なる間違いですね。
よくあるんですよね。こんな初歩的なミスってえー





話を戻しましょう!!

全国から大勢の武士が江戸へ向かってやってくるには、

それなりに整備された街道が必要でした。

必然的に、

その街道には点々と宿場町が誕生し、

そこには宿屋から食事処までが生まれたでしょうね。

雨も降るでしょうから、

合羽や草鞋を売る店も流行りますね。

それらを作る職人も宿場近くに住まうでしょう。

男たちが集まるならば、

 

酒屋や彼らが喜ぶ娯楽施設も出来ますね。

宿場町には、

 

そんな日常生活に関わる商売が必要になるんですね。

 




こう考えると、

 

この制度が生んだ地方都市の発展、経済効果は凄まじいいものだったと思います照れ

その恩恵は、

 

周辺地域の町人、または百姓まで得られたでしょうね。

なにより日本の交通網を整備した功績は大きいでしょう。




歴史の教科書には、

 

徳川家と家臣となる大名家についての関係についてのみ解説がなされていますが、

 

当時のこの制度を作ったお偉いさんたちは、

日本経済の活性化の為に、

この制度を考えたのではないでしょうか〜〜グッ

わたしは、

 

これを信じて疑わないですね~。

当時の日本には、

 

多くの秀才がいましたからねウインク




想像すると面白いのですが、

 

きっと、

町人・百姓の方々にとっては、

大名行列は、お金を落とす行列だったでしょうね照れ

「おお、今日は○○家のお侍がやってきたぞ!」

「いいねぇ、なんたって、あそこはのお家は、金払いがイイ!」

「ちげえねぇ」

「おお~、忙し、忙し〜〜」


そんな活気が聞こえてきそうですねキラキラ

 

こう考えると、

 

こんな処にも、

 

ちょっとしたドラマがあるように思えますねぇ〜ニヤリ




私としては、

江戸の芸術、文化も好きなので、

そちらに与えた参勤交代の影響なんかも考えないではいられないのですね。


毎年、全国の大名が江戸と領国を行き来したと考えると、

江戸と各地の最新文化が一年おきに交流されていたということになります。

 

凄いことですよね!

 

江戸時代には、

 

こんな一面もあったんですね〜キラキラ

世界的にみても、

国内で、これほどの大組織が、

個別に緊密に文化交流をしていた国は、

他にないのではないでしょうか。

みなさんもご存知の通り、

日本には各地で独特な文化や芸術、工芸品が存在します。

それが、年に一度江戸に集まり、

その中から選りすぐられたモノが、

その後、全国へと広がっていったのです照れ




参勤交代があったからこそ、

江戸芸術は、

より美しいものに磨き上げられていったと、

考えられないでしょうか〜ニコニコ
 

こんな想像をしてしまうこところが、

江戸の魅力なんですよね。



江戸を知ることは、

現在の日本を知ることにもなります。

私達の生活の中の〈江戸〉を発見するのも、

結構楽しいものですよね〜!!

 

 

 

 

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