「高嶺の花」(2018年7月クールNTV水22)初回、2話の感想です。

 

久々にドラマらしい面白いドラマの予感!

初回は特によかった。

 

まず、疾走感あふれる始まりで視聴者の目線を集める。何と言っても、今輝いている女優の石原さとみ。高嶺の花というドラマタイトルなのに、なんとストーカーかよ!と思いきや、結婚式当日に振られてバツイチになるという悲惨な話。そんな中、真実の恋に出会うのか、わくわくどきどきという展開で良かった。

 

野島伸司もこんな普通の王道ドラマを描けるなんて。まだ才能が枯渇してはいないんだね。北川某とは違うね。野島ってどうにもこうにもエログロとはちょっと違うけど野島臭漂う若干キモイドラマばかり1990年代半ばごろから描いていたが、まあ、でも「ラブシャッフル」とか良かったよね。そしてバブル期には普通のトレンディドラマも書いてたんだから、こういうのも書けるのか。すごいね。

 

ただ、若干野島臭が。千葉雄大が母親(戸田菜穂)と関係を持ちつつ娘を狙うというのは、きもいのでやめてほしい。あそこは母親と関係を持つのではなくて、母親がスパイになって娘との仲を取り持とうとする程度か、もしくは天然の母親でいろいろついしゃべってしまう程度でないとキモイ。しかも千葉雄大は姉と妹の間でいろいろとあるのだろう(おそらく妹が千葉に恋するも、好きな姉を恋敵だと思いたくなくてジタバタするのか)から、そこにフォーカスすればよくて、母親との関係とか気持ち悪いネタは一切不要。

あと、父親が婚約者との仲を裂いた的ネタもなんか気持ち悪くなりそうな気配がするので要らないと思うのですが、まあここは調理の仕方の問題でそこまで気持ち悪くはならないかなとは思う。

 

あとは野島臭とは違うけど、あのキモデブみたいな子のエピはいらないのでは。

 

あと、相手役のヴィジュアルが悪すぎじゃないか。「私に恋したお坊さん」みたいに山Pをとまではいわないけどさ、もう少しヴィジュアルのいい人にできなかったのか…。ため息が出るほど、ビジュアルが悪いと私には見えるけど。

 

そして石原さとみ。最近は本当にメイクをよく研究してて、雰囲気がすごくよくなった。美人になった。髪の毛が剛毛そうなイメージだったのが、茶色くしてカールしてよくなったけど、今作品ではストレートヘアーも見せてるけど、今まではあんなに髪がかたくて多そうだったのが、どうしてあんなにさらさらストレートヘアーになったのか。メイクも服装もいいし、まゆも一般人並みの細さにして、分厚い唇もあまり目立たなくして、アイメイクを濃くして、メイクが似合っている。

 

ただ、下品すぎる。お嬢様の役なのに、品でいえば、キャバ嬢でもあそこまで下品ではないだろう程度の下品さで、お嬢様役は無理だったかと思ってしまうほど。もう少しきれいな感じでお話すればよいのに。