「最高の離婚」第8話の感想です。

とうとう、終わりがきました。まじで最悪です。よくもまあここまでひどいことができましたね。このドラマ、ひどすぎるよ。

普通に生活していると表には出さない人の気持ちを深く描いた風を装いながら、まったく本当の感情に迫っていない。リアリティーがない。とりあえず、こうだろう的な。伏線も登場人物の造形もセリフの深さもない。とりあえずこうしておけば、気持ちを深く描いているだろう、えぐっているだろう的にしか思えない。

何が一番むかついたって、灯(真木よう子)って、浜崎さん(瑛太)のこと人として許せないぐらい大嫌いだったんだよね? 好きだからこそ普通の人に対してならむかつかないことが感情が過剰に増幅してむかついて「だいっきらい!」ってなったりすることってあるけど、灯の場合はそうじゃないよね。浜崎さんのこと好きで「死ねばいいのに」っていったわけじゃないよね。つきあっていると、相手のことがよく見えて、というか相手が自我をさらけ出すせいで、本当に許せないくらい大嫌いになることってあるよね。もう耐えられないぐらい人として嫌いになることってあると思うが、そういう嫌いさにしか、この回以前は見えなくなかったか。

好きだったけど、いろいろあって別れたけど、でも好きで、でも今は別に好きな人がいるからきちんと距離を置く人のつきあい方ではなかったよね。大嫌いな人に対する態度でしたよね?好きすぎて嫌いな人に対する態度でも全くなかったですよね?

それが急に、真木が瑛太のことを好きそうな態度で甘え出す。はあ??? どうして綾野剛に対するような甘えた喋り方になって、髪の毛触ったり接触したり、瑛太を褒めだしたりするの? さみしくて誰でもいいから近くにいる男に慰めて欲しかったわけ? 大嫌いな相手でもいいぐらい、どうしようもなかったの? なんなの?

こっちは、ドラマを一生懸命見ているんだよ。こんな適当に人物を描いて、それでいて深くえぐっている風を装うのまじやめてほしい。