「大奥」9話までの感想です。

この「大奥」、見ていると、きゅんってなります(* ̄Oノ ̄*)

私は、ドラマに求めるのは、感情が揺れ動かされること、それも嫌に揺れ動かされるのではなく、登場人物の気持ちになって感情が揺れ動くことができること、それがドラマを見る醍醐味だと思うので、このドラマは、とってもそういう意味で楽しいです。

しかも、原作者はおそらく、真のフェミニストだなと思いました。
大奥といえば、「男って最低」というのがありつつも、定めの中生きる純愛、みたいな展開が多かったのに、まあ女でも、きれいなきもの着て、ちやほやされて、いろんな男からもちやほやされれば、そりゃ鼻の下を伸ばす人もいるよなというのもわかったし、お万やお夏やお楽の本性が見抜けないのもなんかわかる気がした。一種の娯楽というか気晴らしでというと語弊があるが、将軍のつらさの癒しを求めて異性と接しているわけで、異性の裏なんて見る必要がないしというか…。

しかし、ほんとにありことさまは最高で、こんな人に惚れない人がいるのかと思いつつも、4話ぐらいの時点で、この人絶対に本当は優しくないだろうなというのもわかった。はっきりいって家光も気づいているように思う、それは。でもそれでもそこを気づかないふりしつつ、愛しているという、そういうふうにも思う。

大奥総取締になり、別れてしまう、つらいねえ…。
好きなのに、どうしてうまくいかないのだろう…。
大好きなのに…。

なんかなあ…。

でも、すごく今まで「男って最低。下心の女がわからなくて」と思ってたけど、普通に異性の裏も普通の人ならなんとなく気づくけど取り上げることもないのかなというのもわかったし、ぎゅーっとなる気持ちもわかったし、なんかとっても良いドラマだったと思います。