「理想の息子」(NTV土21)6話の感想です。

愛した人に似ている人、マザコン、いじめ、いじめられ、殴られて血を出すのに色気を感じてしまう、実は友情、一見耽美な世界、キャラの誇張、決めセリフ、愛、女という意識、女性という象徴、年上の女に惹かれる少年、少年愛、異常性愛…

と、まさに野島臭てんこ盛りになってきました。

ぱっと見は土9の中でもふざけすぎてるので、野島どうしたと思う気もするが、野島ドラマを見てきた人ならわかる、このあからさまな野島臭。野島臭を一気に放出して、なんの隠しもせず、堂々と放出させ、挙句芳香剤でごまかしたりもせず、野島の実は大好きな誇張表現というかキャラだちというか、その辺をミックスさせた、まさに野島臭全開のドラマだ。

野島って幸せだね。
異常性癖のドラマを20年書き続けて普通に仕事がくるんだから。
もっと、まともな脚本家を支持できるようにならなければ、視聴者としてはだめなんだろう。といいつつも、「GOLD」でようやく野島臭から醒めた私ですが…。

野島の視聴者を巻き込むような筆力というか、筆の強さに、ついごまかされてしまいがちだが、
そこはしっかり見ていこう。
ひどいなあ。でもなつかしいなあ、かつての野島臭ドラマを「ふーん」と思って見てた自分が。「ふーん」と思いつつ、いつか取り込まれ、そして醒める、と。

「美しい人」「101回目のプロポーズ」しかり、また、愛した人にそっくりな異性が登場しましたよ…。