「獣医ドリトル」初回の感想です。

なんか、最初見たときは、花沢類(小栗旬くん)、冷たいキャラを演じていても、優しさが出ちゃってるよ、とつくしちゃん風に思ったものの、でも小栗くんですからね、そんな単純な演技をするわけがなくて、これはわざとやさしさが出ちゃってる演技かな、と思って、で、やっぱりそうだった。

花沢類風の優しさです。
「スマイル」のあの強い人風な狂気がなくて、よいです。

そして、ベタですが、西村雅彦に泣いたw
可能性を信じず、現実主義というかさらに狭小な価値観に陥っているいかにもなザ親父だったのに、子供とペットの力で、あんな風に可能性を信じられるっていうのは、ベタだけど、でもやっぱりあることで、人の真心ってすばらしいなーって思った。

獣医さんって、会った事ないけど、でもほぼ全ての人が動物が好きそう。

会社員でもそうじゃなくても、仕事って、やっぱり本質っていうか、その仕事がある意味みたいなものを信じていない人がやっても、やっぱり上っ面になってしまって、通じないものがあるように思う。

弁護士とか人間の医者とかだと、ああいうのは、やっぱり職業倫理が必要だと思うのに、なぜかまったくかけている人が多かったりして、それって、社会的に「すてき」って言われる職業につきたい、みたいな虚栄心で職業を選ぶ人が結構いるからかなって思う。

本来は、困っている人の力になりたいとか、苦しんでいる人の力になりたいっていう気持ちがないとやっていけない仕事で、でもそれだけじゃやれないのも確かで、全然助けられないこともあるし、一生懸命身を粉にしてやっても患者や依頼者にわかってもらえないこともあるかとは思うけど、でもやっぱり、他人の不幸を望むような人がやる職業じゃあないと思う。そういう人がやると、患者や依頼者や周りや、ひいては本人自身だってつらいと思う。

それが獣医の場合はそこまで「すてき☆」っていうバブルな職業じゃないから、なんか動物好きそうなイメージがあるが、やっぱり心っていうか、職業の心ってすてきだし必要だなって思った。

患者にしても、今回の息子や、真央ちゃんみたいな、ああいう想いってすてきだなって思った。

なんとなく温かくなれるような、まさに日9枠にぴったりなドラマです。

つーかさ、フジさ、ドラマ枠重ねてくるなよなー。こっちは録画の関係で困るんだよ…。

最後に、キャストの感想。

真央ちゃんの髪型は既にかいたので割愛。
小栗くんのめがねはあれはなんですかね。これ原作アリかなんかで、原作に沿っためがねなの?なんかめがねが浮いている。キャラにも合っていないし。

あといしざかこうじ、朴訥そうないかにもよい人な獣医の教授役だからとは思うが、髪形がもっさりしすぎに思う。

あと、なりミやさんは、ちょっと浮いてませんかね。もう少し、ドラマの雰囲気に合わせて、のんびりしたキャラにした方がいいと思う。カリスマといわれ持ちはやされているのに実はやさしくて主人公を理解しているキャラ風ではあるけれども、将来的には主人公を裏切るキャラなのかな? だとしても明らかにうさんくさすぎだよ。もう少しのんびりした人風にしないと、あんなにがつがつした人、あのキャラ以外いないし、別にあのキャラだって、まあ貧乏悪徳といわれている主人公に対比したキャラとは言え、あんなにがつがつするのは求められていないように思う。「はちくろ」の森田さん風すぎる。