「夏の恋は虹色に輝く」(2010年7月期月9)8/16放送分の感想です。

前に書いた、たケうチゆうコが「私、いい女ですが、何か」という感じ全開というのは、かなり直っていて、見やすくなった。が、話に盛り上がりが少なくて、見ていて散漫な印象を受ける。

今話の盛り上がりは、たケうチも松潤のことを好きになりかけているというところだと、多分脚本家の意図としてはそうだと思うけど、それは別にどうでもよく思ったなあ。必死な松潤も、脚本家的には萌えシーンとして描いたんだろうけれども、あんまり…。

今話で唯一、「おっ」と思ったのは、さくらが松潤のことを好きになってしまうシーン。あの松潤の演技では別にぐっと来なかったものの、さくらが恋に落ちてしまうのがよくわかった。自分が気づかないうちに好きになっていた相手に、ふとした瞬間に、きゅんとときめいてしまうというのが、ものすごく伝わってきて、恋する女の子の切ない感じがとてもよく出ていたと思った。すてき。

まあそんな感じの感想です。

そしてキャストの感想を。
松潤は、「夏の恋は虹色に輝く」でも別に悪くはないけど、一番輝いているときの10文の1ぐらいの輝くしか出せていないように思う。「花より男子」の道明寺も、「きみはペット」のももちゃんも、ものすごーくすてきだったのに、これは普通。「バンビ~ノ」よりは少し良いかな、という程度。

演技もちゃんとやっているのに、キャラものじゃないと薄すぎる。もっとメリハリつけて濃く演技してよいと思う。役のたいがをみていても思うし、あと松潤も、舞台をやればいいのに。ワルキューレでやったはずだし、まあ今の嵐で舞台をやるのは大変なのかもしれないけど、舞台とかって、変わるきっかけになるから、演技の幅がもっともっと広がりそう。

そして現状としてはやはりキャラものが得意なので、キャラもの系をやっていった方がよいのでは? 少女漫画的なキャラものがいいと思う。それかキャラものでなくても、「一生懸命でとてもかわいい人」役がものすごくはまるように思うので、そういう役がいいのでは。

この「夏の恋は虹色に輝く」の役だったら、ジャニだったら、亀梨がいいんじゃないのかな、と思った。亀梨、意外とこういうのはまりそう。「サプリ」の亀梨役の方が、「夏の恋」の松潤役よりも、松潤はまりそうだから、「サプリ」と「夏の恋」の役を取り替えれば良かったのに。まあお互いのプッシュ時のタイミングの問題があるので、取り替えることができないのはよくわかりますが、見ていてそう思いました。それか、「ぶすなこ」の「ヤマトナデシコ七変化」の役でも、まだこれよりは松潤、はまりそう。まあ「ヤマトナデシコ」よりも「サプリ」の方がいいように思いますが。
というか、亀梨、この役、良さそう。

亀梨は、「一見とがっているように見えるけれども、繊細でやさしい人」役がすてきだと思う。思いやりのある人役みたいなのがはまる気がする。

そして、前も書いたけど、錦戸と生田の役も交換すればいいのに。錦戸は光と影でいったら影の方が多い役がはまり、とーまくんは明るい役がはまると思うので、「魔王」と「オルトロスの犬」を交換し、「人間失格」と「流星の絆」を交換したらどうだろうか。

ジャニの話が長くなったが、その他のキャストの感想としては、沢村一樹は相変わらず使い勝手の良い役者。ジャニタレのお兄さん役をやるのに、ビッグネームすぎず、かつ小物すぎず、年齢も実年齢より若い役も結構いけるし。

松坂慶子のこういう役は鉄板すぎて飽きるが、この前「蒲田行進曲」みたら、あまりの美人さに驚いて、思わず画面ショットをとってしまった。本当にきれいだった。もっと強い役みたいなのもやればいいのに。