今日はCDを少し聞いて、映画を飛ばし飛ばし見たのに、ものすごく涙が出た。
舞台の方がさらにすばらしいけれども、映画は映画ですばらしい。

Give in to love, or live in fea
を聞いて、いじめ上司とか人を信じられなくなっている人って、被害にあっている本人から見るととっても有害で不愉快で耐えられないけど、でも本人自身も、愛を信じられず他人を信じられないから、不安と恐怖の中で生きていくしかなくて、それって本人もつらいだろうなあと思った。
愛を信じたり他人を信じたり愛を引き入れたりするのって、恐いけど、でもそれができないと、もっともっと恐怖の中で生きて行かなくちゃいけないんだろうなあ。

Seasons of Loveを聞いて、ようやく、本当にそうだな、愛で一年をはかりたいなって思った。去年は、Seasons of Effort wwwっとかって自分を嘲笑していたけれども、そうじゃなくて、自分らしく、そして自分と他人を愛して、人生を愛して生きていきたいなって心から思った。

そこまで心が回復したのも全部RENTのおかげだと思う。
昨日ぐらいにふと思ったのは、本当にRENTに出会えてよかったなあということ。

昨日、「いいことなんてないなー」とかって思っちゃったんだけど、昨日もRENTをちょっと聞いたら、思ったのが、RENTに出会えた事って「いいこと」なんてものじゃすまないほどの幸運で。本当にRENTに出会えて良かった。

そして、去年の8月にRENT Tourが来てなかったら、私は今こうしていられないと思った。これは真剣にそうだと思う。
8月に見れてなかったら、きっと私は精神異常になっていたと思う。他人をねたんでうらやんで、他人の不幸を願って、自分の不運を嘆いて、自分を呪って、どうやって生きていけばいいかわからない不安や悩みやいらだちを全て、そういううらみつらみとか、被害者意識とか、そういうものにぶつけて発散してしまうように思う。で、それを続けているうちにきっと人格がおかしくなってしまうように思う。いじめ上司のような人間に成り下がっていたかもしれない…。

RENTに出会ったなかったとしたら、鬱病になってたかもしれないし、鬱病なら良い方で、恐らく人格障害に罹患していたのではないかとすら思う。

RENTに出会えたことで、精神的におかしくならなかったように、本当に思う。本当にRENTのおかげだと思う。

Tourが日本に来る時期なんてこちらの人生でどうこうできる問題でもないし、あんなに良い席がたくさんとれたのも、全てラフォリ様のおかげだし、そしてTourにあんなにすばらしいキャストが来てくれたのも本当に幸運だったし、そしてなんといっても、あんな一番人生の底の時期に来てくれたっていうことは、本当に幸運以外の何者でもない。

子どもの頃に聖書だったか宗教の時間だったかで読んだか聞いた話で、ある人が、自分の人生を振り返ってみたら、常に自分の足跡のそばにもう一組の足跡があって、それは神様の足跡で、神様は常に寄り添って歩いてくださっていたのに、でも、その人の人生で一番苦しい時期に、足跡はなぜか一組だけで、その人が、「紙よ、あなたは私を見捨てたのですか」って聞いたら、神様は「私はあなたをおぶって歩いていたんだ」って答えるっていうのを覚えているのだけれども、

子どものころも、その後も苦しいときにその話をなんとなく思い出して、「ほんとかな?」「そんな風に思えないけど」って思ってたけど、でも紙は、直接的ではなくても、何らかの助けを与えてくれるっていうようにも思っていたけど、去年の8月のRENTはまさに神様からのお恵みというか救いだったように思う。

あの時期にRENTに触れていなかったら、Life is mine to missだよ。
ほんとね、将来を不安がって、見えないリスクや見えない将来を不安がって、何も動けなくて。自分よりもっと怠惰でもっと他人を傷つけて生きている人間が、自分より良い目にあっているのを見て悔しくて。自分はもてる力の全てをもって努力しているのに、全然報われないように思って、一体どうやって歩いていけばいいか、どこを目指して進んでいけばいいか、何をどうすればいいか、前がどこなのか、何がなんなのかすら、もう何もかもわからないでいた。

あんなやつらにはなりたくないと思っても、うらやましくて憎たらしくて、他人をねたんで嫉妬していた。そしてそれに比べて自分はどうしてこんなに不幸なんだ、報われないんだって思って、くやしくてつらくて、おかしくなりそうだった。
どこに向かって進んでいけばいいか、どこに向かって努力すれば出口に近づけるのかがわからなくて、何をどうすればいいかわからなくて、つらかった。

でもそんなときにRENTにいっぱい触れて、まさにWhat you ownのように思えた。

自分の目指すべき方向と信じている方向に努力しても、全然報われなくて、私から見たらおかしい方向の人たちが報われていて、だったら報われるように方向転換しようかとも思ったけど、でもそれはそれで全然自分の目指したい方向とは違うから、それはそれで無理で、でもだけど報われなくても自分の道を貫くとまでは決心できないし、どうすればいいかわからなかったけど、

だから、中途半端に、取り入れられるレベルの、報われている人たちの方向を取り入れて、でも譲れないところは譲らず、でもやっぱりこれじゃ報われもしないし、うまくも生きられないし、かといって自分の目指すところとも違うしというのはよくわかって、おかしくなりそうで、

そんなとき、氷川公演の前で、みんなこんなに苦しくないはずだ、どうしてこんなに苦しんだろうと思って、

そうだ、Don’t breeth too deep, don’t think all daysだと思って。深く考えずに長いものに巻かれてラクに上手にうまく生きていって、いろんなことを忘れて、軽く流して生きていけばつらくないんだって思って、
でもそうやって生きようとしても、結局私にとってはそういう方向は、ただ他人の満足を猿まねして、あたかも自分が満足しているように偽ってふりをすることにしかならなくて、そうじゃなくて私が求めているのは、自分が自分らしく生きることなんだって思って、そしてたとえ報われなくても、自分が自分らしく生きるって、One Song Gloryがすばらしいように、Out Tonightがすばらしいように、本当にただそれだけできらきらと輝くすばらしいことなんだって思って。

苦しいことはあっても逃げ出したくなっても、でもまっすぐ自分の気持ちに向き合って生きていけば、Your Eyesも本当に感動するし、Tango Maureenも苦しい?恋を歌いながらも楽しいし、本当に、いきいきとしたすばらしい人生になるんだって思えた。

金曜日と昨日にまた会社でつらいことがあって、つらかったけど、でも、自分の軸というか、進む大まかな方向だけは、今は見えているから、だから、おかしくはならなかった。これからもつらいことがあると思うけど、RENTを見て、心をまっすぐにして、精一杯生きていこうと思った。

愛で一年をはかれるように、他人を愛して、自分を愛して、自分を信じて生きていこうと思った。