「Mother」6/23放送分の感想です。

涙が止まらない。
なんでこんなにいい作品なんだろう。

もう感想がない。

うっかりさんが亡くなって、高畑淳子がちゃんとお世話をして。
高畑淳子のことを養母とは呼びたくない。実母だよね…。
立派すぎる母二人でした。

そして松雪さんも母になり。
つぐみが会いに来るところはないた。

でも、高畑さんが、「まず言ってあげなくちゃいけなかったね。つぐみちゃんを助けてえらかったね」というところや、つぐみが「つぐみに会えてうれしくないの?」というところを見て思ったけど、つい心配のあまり、「怪我したらどうするの?」「まだ警察に言えば間に合う」というけれども、ついね心配のあまりそういう言葉が先になっちゃうんだろうね。そこをあくまで原則論というかあたりまえのことをちゃんということが大事なのだろう。答案でも原則論を描いてから例外を書くように言われるしw

立派な人生でした、うっかりさん。
てっきり松雪さんが実父から虐待にあっていて、夫を殺したのかと思ったのだけれども、そうじゃなくて、DV夫を松雪さんが殺したんですね…。
恨み言も言わず、自分が悪いわけでもないのに悪役を引き受け、影から娘を心配して生きてきて、本当に立派な人生でした。

高畑淳子も立派。

計算高いように見えていた酒井若菜ちゃんも、最後に子供の父親が迎えにきてくれる。甘いかもしれないけど、見ていて泣きました。

圧倒的な善意はある。確かに圧倒的な悪意はあるし、それが目立つけれども、でもそれでも圧倒的な善意はある。悪意と関わらず、たとえ関わらざるを得ないにしても、うっかりさんみたいに、高畑さんみたいに、酒井若菜ちゃんみたいに、強く強く生きて生きたいと思うドラマでした。

主題歌もよかったけど、歌詞的には、橘いずみの「空になりたい」のようなドラマでした。

あまりにすてきなドラマすぎて、もう感想ありません。
こんなに連続で見続けたのは、「花より男子1」以来ですw
そしてこんなに心に来たのは「ありふれた奇跡」以来です。
そしてこんなに号泣したのは「RENT」以来です。

本当にすばらしいドラマでした。
こんなすばらしいドラマがある一方で、「ホタル」とかもあるわけで…。
世の中というのは、圧倒的な良作と駄作とごみとどうでもいいものと、いろんなものがごちゃまぜなカオスなのかもしれないね。そういうように、圧倒的善意と圧倒的害意と悪意と無関心と無知とバカと非常識といろんなものがごちゃまぜなのかもしれないね。

話にならないくらいすばらしい作品でした。
一本で百本以上の価値があるよ。
でも「ホタル」にも「ホタル」なりの駄作なりの価値もあるのかもしれません。「三銃士」でたとえるならボナにもいいところがある的な…。

せっかくのすばらしい作品の感想なのに、最後悪口で終わりたくないですw
他人にふりまわされず、まどわされず、絶対的な自分の中の信念を貫いて、大事なものを守りきる、それが、人生の強さなのだと思いました。母性以外でもそうなのだと思います。