このブログは、さすらいの絵描き大真三奈が
もしも、あのドラマの脚本がノベライズ化されたら……という仮定のもとに
勝手にその作品のカヴァーを描くという趣向で運営しています。
作品は任意で、実際には映像化されていないものや
また、本来のキャスティングとは異なる俳優を描く場合もあります。
何しろ「勝手に」ですから。。。
そこのところ、了解いただきましたら、以下にて開幕です。
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それでは、始まり、はじまり~♪
最初の作品は……
シリーズ横溝正史短編集 金田一耕助登場! 第3回「百日紅の下にて」
カヴァーの人物/池松壮亮(主演)
この作品の特筆すべきところは、なんといっても池松壮亮演じる
金田一耕助のビジュアルでしょうか。
このシリーズ、第1回~第3回まで、
金田一耕助の風貌については、監督さんによって様々ですが。
「汚カワイイ」と評されるイメージは、
なんとなく共通していて、それぞれに面白かったです。
なかでも、第3回「百日紅の下にて」の金田一は、物語の時間経過につれて、
どんどん髪が伸び、トレードマークのもじゃもじゃ頭が膨張Σ(゚Д゚;)!
その、まさに鳥の巣のような彼の髪の上に
百日紅の花びらが、しんしんと降り積もってゆくのです。
嶋田久作演じる佐伯一郎にも、金田一と同じ時間の流れがあって。
彼の上にもまた、百日紅の花は降ってきます。 はらはら、はらはらと…。
金田一の上には降り積もり、佐伯の上には流れゆく花びら。
髪の上には降り積もり、顔の上には留まらず。
額から頬、頬から顎へとすべるように流れてゆく紅色の花びらは、
ふたりの意識に訪れている時間の感覚にも思えて、
とても文学的な映像表現だな…と感じました。
そんなヴィジュアルのインパクトが強かったこともあり、
まずこの作品を描いてみたのですが。
リアル調の絵を描くのが久し振りで、時間がかかってしまいました。
制作手順を忘れていたりして、まあ、手こずることといったら……;
せっかくなので(←?)人物がUPのバージョンもレイアウトしてみる。。。
背景をなくしたので、よりスッキリして見えますが。
しかし、もっとファンシーな感じにするべきだったな……。
いや、可愛く描こうと思うと、何故か大竹しのぶに似てくるのですよ。。。
池松壮亮って、どことなく大竹しのぶ似なのだろうか?
う~ん…私の腕の問題か(;´Д`)。
彩色途中の方が、まだ可愛いイメージをのこしてたな。
うん、色のパンチがないだけ、ふわりとしてます。
ただし、瞳にハイライトが入っていないので、アンニュイな感じになってる;
思い付きで始めて見たけれど、なかなか手間がかかるわ、このブログ。。。
今後どうなってゆくのか分かりませんが、
気楽に気長にお付き合いいただければ幸いです。
では、本日はこれにてお開き!
大真 三奈