『おくりびと』の試写会に行ってきました!
(2008年日本映 画、松竹、9.13公開)

いやー、もしかして今年初めての試写会参加だったかも知れないです。
いやー、もっと恐ろしいことに、今年初めて箱で映画を見た気もす 
るのです。
最近はすっかり海外ドラマからも劇場公開映画を観る機会からも遠 
ざかっていてとても寂しかった。
試写会も何度も当選していたんですけどね。

とにかく久々の試写会ということで、とても楽しみにしていました。
先日モントリオール国際映画祭で最高賞を受賞したことや、莫大な 
制作費を投入したNHK特別大河ドラマ「坂の上の雲」(来年秋 
放送予定)主演俳優ということなど、
前評判も興味をそそられていました。

場所はティアラこうとう(江東公会堂)。
地下鉄・住吉駅から徒歩4分程度の所にありますが、周りが緑で 
うっそうとしているので、確かにそのネーミングの通り光にあふれ 
た建物で、そのかたちもティアラっぽいと言えば、ティアラっぽい。

お客さんは他の試写会場と同様の傾向にあって、年配のご夫婦、中 
高年の女性連れ、OL、あとちょっと意外だったのは、40 
代前後のご夫婦もちらちらいらっしゃったことかな。

さて、またいつもの通り(とは言っても久しぶりのブログ更新です 
が・・・汗)前置きが長くなるので映画の本題の方へ。
作品は「おくりびと」(2008年日本映画・松竹、9.13公開、滝 
田洋二郎監督)です。
http://www.okuribito.jp/


先ず最初に驚いたのは、

「モックン若い。」

今年の12月に43歳になる人とは思えない。
しかもすごくきれいです、いろんな意味で。
妻役の広末涼子と無理なくバランスのとれた夫婦に見える。
逆に言うと広末さんは少し老けたなという印象はありますね。
可愛い声出し過ぎな気もした。(笑)

脇を固める俳優陣も個性的で素敵でしたね。
山崎力、吉行和子、杉本哲太、笹野高史、など。
だた、客との数はとても少ないのです。
峰岸徹さん、年取ったなぁ。

内容(ストーリー)については今回は一切触れないことにします。
職業は普段あまり聞かない「納棺師」ですが、テーマは結構単純 
な、よくありそうなお話だからです。
それほど大きな驚きはありません。
だからこそ色々な世代の人に観てもらえる映画ではないかな。
個人的には40代以上の方や、人との様々な離別を経験された方には心 
に響くかもしれません。
オイラは祖父のお通夜や斎場でのシーンが脳裏に浮かびました。


モックんの役と、彼を取り巻く人間模様が主な内容になりますが、 
エンディングに向けて一気にまとめ挙げてしまったところが残念な 
気がしました。
一度見たらもう観ないタイプの映画でしょうか?

あと、件の国際映画祭で最高賞を獲るほどの深みはなかったかも知 
れない・・・・。
扱っている内容が人の生死でもあるので、深いと言えばもちろんそ 
れ以上に深いものはないはずなのですが。

というか、そもそも国際映画祭の最高賞に深みが必要なのかどうか 
という疑問もあるけどね。

ただ、伊丹十三作品、特に『お葬式』がお好きな人はおそらく気に 
入られるシーンがいくつかありました。
山崎力さん、昔の渋さはだいぶ亡くなってきたけど、本当に素敵な 
俳優さんです。
きっと観に行かれる方の期待を裏切らない演技をされていますよ。

あと、最近バラエティ番組に出過ぎな気がしないでもない笹野高史さん。
すごく良かったです。

あとは舞台になった山形・酒井、モックン&広末が住んでいる元喫 
茶店でありスナックであった建物(の内装)、
モックンの勤務先の建物、鶴、山、川など、ロケーションがとても 
素敵でしたね。

おっと、これ以上のネタバレはマズい、マズい。

そこそこおススメです。(微妙な表現。笑)

モックン好きには絶対おススメです。(意外と演技がうまいのに驚 
きました。)


オススメ度:★★★☆☆
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