永遠(とわ)に美しく。



永遠に美しく…
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女性の永遠の願望・・・・


いや、男でもルックスには時間と金をかける昨今、これは全人類の望みでしょうね。


それにしてもこの映画はもっと古い作品だと思っていましたが、1992年なのですね。

オイラが高校時代の80年代後半の映画で、そのせいで見逃していたのだとばっかり思っていました。

何となく『ロジャー・ラビット』や『ビートル・ジュース』あたりと時代がダブるんですよね~。

ロバート・ゼメキス監督作品だからでしょうか?


結論からいうと、完全にコメディー映画です。

少しホラーのスパイスも効いていて、楽しい映画です。

ストレス・フリーで誰でも楽しめる映画だと思いますよ。


っていうか、いまさらな気もしていて気恥ずかしいのですけど。(笑)


たまたまテレ東が『CSI:NY』シリーズをまた例の平日昼の時間(ただし月~水のみ)にしていて、その後に映画を放映しているんですよ。

最近は出演俳優ごとに作品をセレクトしているみたいで、先週はブルース・ウィルスでした、そのセレクションが。


そうそう、オイラ、この映画の男性役って、ブルース・ウィルスだったことをすっかり忘れていて、何故だかメル・ギブソンだと思っていたんですよね。

ゴールディ・ホーンが主演女優だからかな?

(といってもこのリエゾンは分かる人には分かるけど、そうでない人には「え?」なんでしょうね。)


話は戻りますけど、1992年ってまだこういう映画も許されていたんですね。


ユニバーサル映画っぽいというか、『バック・つー・ザ・フューチャー』(BTF)っぽいというか。


ラスト近くの豪華なお屋敷の、夜の屋根でのアクション、完全にBTFで、デロリアンで未来(っていうか現代)に帰る為にマーティンとドク(博士)が、ショッピングモールの(あった)駐車場でシクハクしているシーンそのものでした。(笑)


個人的には大好きな女優、メリル・ストリープが見れたからそれでいい、という感じかな?

最近の彼女の作品の中ではアメリカ・日本とも評判のよかった、『プラダを着た悪魔』に近い感じの、鼻持ちならない女(でもかなり落ち目の女優)を演じています。


ちょっとメリルにしては軽すぎる配役かな、とも思いますけどね。


この映画で一番の発見は、ブルース・ウィルスについてですね。


禿で、中年太りでたるんでいて、なで肩で情けない感じの中年男の役がピッタリと来ていました。


代表作『ダイ・ハード』も、ある意味情けない中年男像ではあるけど、こういう役も普通に出来るというのが、さりげなく高い演技力と幅の広さを見せ付けている気がしてよかったですね。

(ただしこの役自体はオイラの一番嫌いないらいらするキャラクターでしたけど。)


ブルースについては、『シックス・センス』といった後期に大成功を収めた出演作もある一方で、『ハドソン・ホーク』といった【謎の映画】(笑)にも多数出演していて、さすが元々はTVドラマ界出身のにおいがして、オイラは結構好きな俳優さんですね。

以前は来日してもわがまま放題で、その対応が大変だったと聞いていますけど、最近はすっかりおとなしくなって、いい親父のアメリカ人俳優と評判が良いみたいです。


あぁ、お金がなくなって、自分の出演作のプロモーションに携わる、つまり自分の稼ぎに直に関わっている日本人(のスタッフ)を敵に回すのは得策ではないと気づいたのでしょうね。


って・・・・ かなり気づくの遅いと思いますけど。(笑)


そういうところがトム・クルーズやキーファー・サザーランドと根本的に器が違うところだと思いますね。


あ、話が大幅にずれてしまいました、『永遠に美しく・・・』に戻ります。


どうしても納得出来ないのは、秘薬を手に入れて、永久に歳を取らず・死ぬことがないということにも関わらず、「体は自分でメンテナンス」を行わなければならないというロジックです。


だって最初に秘薬の説明をしていたとき、わざと手を傷つけられ、その傷に秘薬を一滴たらしたら治癒し、しかも手(のひら)全体が若返っていたはずです。

つまり若返っていたわけですよね、体自体が。

なのに、「死ぬことはないけど体はメンテナンスが必要」の意味がよくわからないんですよね。


打たれてトンネルのように内臓が空洞になったら、そこは細胞が再生して元に戻るべきではないでしょうか????


うーん、こういう風に論理的に考えてしまうとダメなんだろうけど、そこがいい加減なロジックが引かれてあって、その上でユーモアが準備されているので、個人的には納得できず、だから当然後半のユーモアについては全く笑えなかったですね。


それにしても、ES細胞とか、最近は自分の細胞から再生細胞をつくって病気や外傷の治療を行うことがかなり普及し始めているようですね。

これは顔のの表皮にも適用できるから、しかも自分の細胞だから拒否反応もなく安全だし、美容治療にも必ず展開されていくと思いますね。


そうすると・・・・。


この映画のように永遠に行き続けるということは不可能だけど、かなり長い時間、美しくい続けるということは理論的には可能になってきているということを思うと、この映画で恐らく言いたかったメッセージって、結局なんだったんだろうという時代錯誤的なことにも思いをはせることが出来ますよ。


ちょっと無理やりかな。(笑)


映画自体が大したことないときは、自分自身で楽しむことも必要でしょう!!!


あ、大したことないっていってしまった!!!!(笑)



オイラの星:★☆☆☆☆

(公開当時に見ていればもう少し楽しめたかも。)




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