もう皆さんは現在劇場上映中ボーンシリーズ最新作『ボーン・アルティメイタム』は観ましたか?

オイラはまだです。

早く見ないとまた前回見逃したように、そう、シリーズ2作目で今回のブログのネタ『ボーン・スプレマシー』の時のように気づいたら劇場公開が終わってしまっていた!ということになりそうです。


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さて、つい最近だったと思っていたのに、シリーズ1作目を観た時のブログはもう1年以上も経っているんですね、

2006年7月でしたから。

そのときのブログはこちら(click here) です。


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公開にあわせてシリーズの前(ゝ)作をTVで放送してくれるのはいいことですね。

観たことない人で広告などで興味を持ったはいいが、レンタルしてまで前作をみて予習してから劇場に行くほどではない・・・・といった方にはもちろん、オイラのように、毎回結局劇場で見る機会を逃してしまったタイプの人にも大変嬉しい限りです。


ただし!


この第2作目:スプレマシーは絶対劇場で見たかったと今回強く公開しました。

なぜなら。

とにかくアクションや小回りが多くて、しかもスピード感がすごくあるので、家の小さな画面では目がついて行かないんですよね。

しかも臨場感が家のテレビセットからでは伝わりにくいので残念でした。


あ・・・・。


でも良く考えたら、オイラんちのTVが小さいことが問題なだけかも。(笑)

ま、いっか。


まず前回から引き続き出ている恋人のマリーですが、本編冒頭20分もしないうちに殺されてしまいます。(笑)

彼女は本当に巻き込まれ系悲劇のヒロインです。

ただし、この悲劇には大きな意味があります。


それは。


【ハリウッド映画なのに今回は恋愛シーンはないのかっ!!!!】


と予感することが出来るからです。

もちろん、それは「マリーとはない」というだけで、ストーリー展開によっては新しい女性とのロマンスが出てくるかもしれないですけど。

オイラはハリウッド映画の【とにかくラブロマンスは必要!】な伝統はあまり好きではないです。

理由は映画の焦点がぼやけてしまうから、です。

この辺はトム・クルーズに任せておけばいいとおもいます。

だって。

マット・デイモンだもん。(笑)

オイラは大好きな役者さんだけど、モンキーマジックなロマンスは必要ないでしょう、しかもこのスパイ(というのも微妙だけど・・・。)映画でね。


それより、今回も映画の舞台はヨーロッパが中心です。

前回も書いたと思いますが、いかにマットがいい役者とはいえ、アメリカ人独特の【とっぽさ】が、舞台となるヨーロッパの独特な品のいいイメージで毒消しされています。

ただし、冬のモスクワを舞台にした後半は個人的にはあまり好きではなかった。

なぜなら、画像全体からかもし出す【暗さ】がどうも無意味に重過ぎるからです。

この辺は個人の好き嫌いが大きいでしょうね。


そしてロシア側のスナイパーを演じている役者さん、すごくかっこいいです。

存在感もあるし、冷たい感じにも関わらず大きな瞳で丸顔で愛嬌があるのが何ともいえません。

残念ながら(?)壮絶なカーチェイスの結果死んじゃいましたが。


そしてもう一つ印象的だったのは、CIAの指揮を取っていた女優さん。

名前まで調べる気はしませんでしたが、ボーンが直接電話をかけてくるシーンで、いつも"痛いところ"をつかれた時のリアクションが良かったです。

そしていつでも近くから見られていることに彼女も何となく(敵ながらも)親近感を感じ始めている演技がなかなかよかったですね。

あ、これはおいらがそう勝手に捕らえただけかな。


全体的に言うと、このシリーズ2作目は少しだけ物足りなさを感じました。

出てくるキャラクターもいいし、カー(チェイス)アクションは素晴らしいし・・・なのに・・・・。


理由はこんな感じでしょうか。

① ストーリー展開が単純すぎる。

  CIA上層部に裏切り者がいた・・・・。小細工が使えなくなった(コントロール不能になってしまった)元工作員=ジェイソンの指紋・・・・。

こんな手法、今どきTVドラマでも使えません。(笑)

『CSI:科学捜査班』シリーズの方が100倍は手の込んだトリックを考えて楽しませてくれます。(笑)


② 発想が古い。

 上記①にも通じますが、敵がロシアって言うのが・・・・。

今は平成です、ちょっと無理があり過ぎかも。


③ 家で見たから。

 前述の通りですね。

リバイバルや名画座系ロードショーがあれば是非とも劇場の大スクリーンでもう一回観たい映画です。


さて、最新作についてですが、まだ映画を観ていないので何ともいえないけど、とにかく驚いたのは映画のポスターです。

黒を基調とした渋いビジュアルですが、最初に見たとき、これがマット・デイモンには見えませんでした。

でも良く見ると当然マット=ジェイソン・ボーンなのですけど、それを認識した後で今回映画を見ると、時々その表情をマットはしているんですよね。

つまり、よく見るマットの表情ではないけど、今のマット=ジェイソンの表情の中で一番『力強い』表情をしているビジュアルがそのポスター(チラシ)の表情なのです。



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この辺りがこの映画のクオリティーの高さを物語っているような気がしました。


ただこれまでユニバーサル映画とパラマウント映画を日本で配給していたUIPは、諸事情により(しってるけど。)今年いっぱいで解散するようです。

今後は東宝東和が配給を担当するそうですが、あそこで大丈夫なんだろうか・・・・。

(ポスターの中に『Mr.&Mrs. Smith』や『M:I:3』がわざわざ比較材料として載せられているのはそのせいです。迷惑なんですけどね。笑)



born3-1




まぁ、日本のUIPよりましだとは思いますが。(笑)


とにかく相変わらずわくわくさせてくれるジェイソン・ボーンシリーズ。


シリーズ2作目で本名や生まれ故郷まで明確になって、第3作(最終作とのこと・・・・でもオイラは多分続編が用意されると思う。)への期待が益々ふくらみますね。


劇場で最新作を見るのが楽しみです!!!



オイラの星:★★★☆☆

(マット・デイモンの来日中の感じの良さも高感度アップでしたね。)