七夕の翌日、東京はさわやかな日和となった日曜日に、アメリカ映画
『300』を観てきました。
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ちなみに"スリー・ハンドレッド"と読みます。
"さんびゃく"とか読んでは行けません、どっかのエンタメ会社の
マーケの超ダサオヤジのように。（笑）
新宿・歌舞伎町にあるミラノ座（東急）は、とにかく古くて狭いのだけ
ど、スクリーンはそこそこの大きさだし、何より空いているのがオイラ
のお気に入り。
ところが上映スケジュールからするとメインが他の映画に移行したせい
か、『300』はミラノ３で上映されていました。
これまではミラノ１だったからか、やはり小さいという印象。
ただ音も悪くはなかったし、観客も静かにみていたので、まぁ良しとし
ましょう。（笑）
映画の内容は、簡単に言うとこんな感じ。
■□■□
紀元前480年、スパルタ王レオニダスの元に大帝国ペル
シアの使者が訪れ、スパルタに服従を要求する。レオニダスはこれを拒
否。わずか300名の軍勢で100万のペルシア軍を迎え撃つ。
■□■□
かなり男性向けの映画で、そのせいか、客席のお客さんのほとんどが男
性でした。少しヲタク入っていたかもしれません。（笑）
映画は・・・。
ジェラルド・バトラー好きなので言いにくいけど・・・。
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かなりフランク・ミラー色の濃い映像です。暗いです。
でも真っ赤な血が飛び散ります。
『シン・シティ』にかなり近い映像です。（白黒ではないけど。）
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彼が製作総指揮を取っていて、そもそもこの映画は、フランク・ミラー
原作のグラフィック・ノベルを元にペルシア戦争のテルモピュライの戦
いを描いた作品だからしょうがない訳です。（笑）
ただ、ストーリー自体が単純で、深みも無く、歴史的なロマンも感じる
ことが出来なかったし、さりとてハリウッド映画に欠かせないロマンス
もありません。（ただし性描写や、国王である王への忠誠を誓うがため
に過ちを犯す王妃など、ロマンスと言えばロマンスかな。）日本では
R-15指定がついていますが、これはセックス描写ではなく、戦いのシー
ンの殺戮の描写のためだと思います。でも、そんなにグロテスクにはな
らないので、血が苦手な人でも多分大丈夫でしょう。（保証はしません
けど。笑）こういう映像演出はフランクの得意とするところですよね。
個人的にはジェラルド以外の俳優で言えば、クセルクセス役のロドリ
ゴ・サントロに興味があったんだけど、いまいち光ってなかったです
ね、残念。
逆に裏切り者のセロンを演じたドミニク・ウェストが良かったです。
まあはっきり言うと駄作かな。（笑）
一部では【『マトリックス』以来の映像革命】と言われているらしいけ
ど、うーん、そうかも知れないし、そうではないかも知れない、と言っ
たところでしょうか。
だって、内容自体がつまらないのに映像がどんなに良くても、それはも
う映画というエンターテーメントとして成り立っていない訳ですから。
（笑）
正規に1,800円払ってみるのはお勧めしません。
オイラも本当は『スパイダーマン３』あたりを見たかったのですが、ツ
レの要望だったので、今回は。（笑）
あ、でも、かといって『スパイダーマン３』も必ず劇場で見る必要もな
いかも。（笑）
最近圧倒的にすごい！という映画が無くてつまらないです。
ハリポタも面白そうであるけど・・・ん・・・ほら・・・ね？（笑）