「おい。さっきからなんか気になってるから言わせてもらうが、鼻毛がでてるぞ」
「あら。あらあらあらあら、あらま。ちょっと待ってて。あら、本当だわ。ありがと」
「めずらしいよな、そんな失態をみせるとは。気づいた相手が俺でなくてよかったな」
「ほんと出かける前でよかったわ。近所で評判の鼻毛娘になったら、あなたも困るだろうし」
見えるかどうかのギリギリのところだったので、赤の他人はそこまで気にしない。
だが、いったん気づくとどうにもならないほど気になってしまう。鼻毛の魔力は凄まじい。
「いっそのこと、あえて見せてるんだと開きなおればいいんだよ。これが時代なんだとな」
「ひとつも得にならないと思うけどなあ。でも考えてみれば、パンツなんかもそうよね」
「ああ。正直、ローライズのジーンズから見える下着は、だらしないという印象が先にくる」
「それの男性版もあるよね。あれってなんなんだろうね。露出狂に見えちゃうんだけど」
平気で尻からパンツをみせる行為は、公然わいせつ罪で罰するべきだ。ぜひとも逮捕してほしい。
「夏だから薄着になるのはしかたないけど、あまりに肌を見せるのはやっぱり不快に思うわ」
「俺は肌に関してはかまわないんだよ。ただ、下着をみせつけるのはいかがと思うのさ」
「世の流れにあらがったときから老いはj始まるというけど、私もそうなったのかしらねえ」
「そこまで気にする必要はないよ。少なくとも鼻毛を見せつける文化には、反抗しようじゃないか」
すると、ウフフと彼女が含み笑いをする。しばらく放っておくと、徐々に顔が赤らんでいった。
「パンツが平気になってるんだから、その下の黒いのも見せることがオシャレになるのかしら」
そんな奴はたんなる変態だ。恥じることを忘れた女性は、すでに性的魅力をうしなっている。
そう声を荒げると鼻が広がったらしい。そばでピンセットを鳴らす音が。魂までは抜かないでくれよ。
「あら。あらあらあらあら、あらま。ちょっと待ってて。あら、本当だわ。ありがと」
「めずらしいよな、そんな失態をみせるとは。気づいた相手が俺でなくてよかったな」
「ほんと出かける前でよかったわ。近所で評判の鼻毛娘になったら、あなたも困るだろうし」
見えるかどうかのギリギリのところだったので、赤の他人はそこまで気にしない。
だが、いったん気づくとどうにもならないほど気になってしまう。鼻毛の魔力は凄まじい。
「いっそのこと、あえて見せてるんだと開きなおればいいんだよ。これが時代なんだとな」
「ひとつも得にならないと思うけどなあ。でも考えてみれば、パンツなんかもそうよね」
「ああ。正直、ローライズのジーンズから見える下着は、だらしないという印象が先にくる」
「それの男性版もあるよね。あれってなんなんだろうね。露出狂に見えちゃうんだけど」
平気で尻からパンツをみせる行為は、公然わいせつ罪で罰するべきだ。ぜひとも逮捕してほしい。
「夏だから薄着になるのはしかたないけど、あまりに肌を見せるのはやっぱり不快に思うわ」
「俺は肌に関してはかまわないんだよ。ただ、下着をみせつけるのはいかがと思うのさ」
「世の流れにあらがったときから老いはj始まるというけど、私もそうなったのかしらねえ」
「そこまで気にする必要はないよ。少なくとも鼻毛を見せつける文化には、反抗しようじゃないか」
すると、ウフフと彼女が含み笑いをする。しばらく放っておくと、徐々に顔が赤らんでいった。
「パンツが平気になってるんだから、その下の黒いのも見せることがオシャレになるのかしら」
そんな奴はたんなる変態だ。恥じることを忘れた女性は、すでに性的魅力をうしなっている。
そう声を荒げると鼻が広がったらしい。そばでピンセットを鳴らす音が。魂までは抜かないでくれよ。