恭平「閃!」
しかし案の定、無効化された。
だが恭平は連発する。
岳人「無駄無駄無駄無駄」
恭平は閃を行いながら、岳人との距離を詰める。
もう1本の刀を抜き、大きく跳躍する。
岳人「あぁ、回る奴か」
岳人は前に進む。
すると突然消えた。
雹河「異世界までも…」
恭平の楼輪は空振りに終わった。
恭平「どこだ!?」
辺りを見渡す。
しかし、どこにも岳人は居ない。
その背後に岳人の影が忍び寄る。
そして手刀で、首元を叩かれ、気を失った。
蓮「てめ…いい加減にしろよ…」
蓮の体の至る所の血管が浮き出る。
岳人「お前等に勝ち目はないんだよ!」
そう言う岳人の背後に紅が。
槍を振り、岳人の背中に斜めの傷が出来た。
岳人「なっ…またお前か…」
岳人は堪らず、手を着く。
雹河「今だ!行くぞ!」
雹河と侑(陽太)が岳人に襲い掛かる。
岳人はそれを見てニヤリと笑った。
陽太と雹河の進路に突如、丸太が生える。
陽太「危なっ!」
急ブレーキを掛け、何とかギリギリに2人共止まった。
岳人「知らないか?木には枝ってもんがあるんだぜ?」
丸太から、さらに丸太が2人の方に生える。
顎に当たり、宙に浮く。
何とか受け身を取ったが、衝撃を捨てきれず、頭を打った。
周りが揺れ、気を失った。
それを見て、蓮と瞬の中でスイッチが入った。