3/19
わさび農家を始めて一年が経った。
一年前の今頃、
3/17から
ヨガマット一枚を敷いて寝起きする
単身赴任生活が始まった。
毎晩よく眠れず、
寝起きに感じる身体の不調に
ここは事故物件なのか?と疑ったほどだ。
実際には床が硬過ぎるだけだったのだが、
精神面でも、
あまりの収入減にメンタルを病み
体重が10kg減った。
不安で仕方なかったあの頃が懐かしい…。
引っ越してきた初日。 寂しい夕食
今日(こんにち)でも
不安がないワケでは無いが、
ネガティブな思考を追い出して、
常に前向きに進む事だけに集中している。
そうすることによって、
心は健康で…
過酷な山に登りながらでも
太れるほどだよ!(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
これほどまでの
図々しさを手に入れた俺の目標は
たけのこ王を超えるタフガイになることだ。
たけのこ王 単純に会いたい!!
さらに最近の俺は
メディアに出演する機会が多く
集落に顔が売れてきた。
移住ブームの今、
静岡に移住してくる人は多いが、
※1=静岡は移住ランキング1位である。
門外不出の伝統農業で世界農業遺産でもある
わさび農家になるヤツは少ない。
テレビの題材にはピッタリなのであろう。
そのおかげで、
なんとなく顔が売れて
なんとなく馴染んできた静岡の集落で、
農地を広げる事を目標に集落全体の
手伝いを始める事にしたのである。
信用してもらうのが一番だと感じたのだ。
労働力を提供させていただきながら、
作業を手伝う中で技術を学び
何気ない話しから情報を得る。
俺にとっても農家にとっても
悪いことは無い
ウィンウィンの関係だ。
そんな手伝い先での休憩中に
興味深い話を聞いた。
俺「良い農地って空いてないですかねぇ~」
村人「有るには有るけど…癖地(くせち)なんだよ」
今、
なんつった!?
癖地(くせち)って何?
癖地=東海では「癖地」「癖山」などといわれ、地方により「祟り地」「オトロシ所」「ばち山」「イラズ山」などの呼称がある。こういった場所には昔、処刑場があったとか縁起の悪い伝承が残っていることが多いが、このような土地は古えの聖域、祭祀場であり、本来、禁忌の対象となっていたものが信仰が忘れられて祟りの伝承だけが残ったという見解もある。
わかる!
俺は多分、
ちょっとだけ霊感がある。
だいたいの場合は匂いや気配から
居心地の悪さや、
懐かしさなんかを感じ
そこに居るものが良いモノか悪いモノかを察する。
大抵は人?(元ヒト)の気配で、
おばけ居るな!って感じるのだが、
山で感じるソレは、
レベチなのである!
レベチ=(ギャル語)格が違う、レベルが違う、比べものにならないといった意味で用いられる。
突然感じる
張り詰めた空気にゾッとして、
今すぐここから離れたい!!
なんて感覚に襲われることもある。
それは、
人の気配と言うより…
確信より確かに、
人外(じんがい)の気配!
Σ(゚д゚lll)ひっ!
頭がおかしいヤツと思われそうだが、
迷うはずもない慣れた山の中で
何度も何度も同じ場所を歩かされたり、
車のすぐ横にテントを張って
一晩中何かの気配に包まれて過ごし、
目覚めると
ピッタリとテント横に停めたはずの車と
テントの前で脱いだ靴が5mほど横にずれていて、
山が動いた!?
なんて不思議な事もあったのである。
(テントが動いた?と思われそうだが、
テントはペグ留めしていて動いて無かった)
そこが曰(いわ)く付きの場所だったのかは解らないが、
人が入らない山の中でも
不思議な事は度々起こるのだ。
癖地(くせち)と呼ばれる場所は、
そこに関わる人が怪我をしたり病気になったり
最悪死んでいる事が多い。
俺は感覚的なもので、
自然とそのような事や場所を察知して
避ける事が多いのだが、
精霊や神がかり的なチカラのせいか
イヤな感じは無く、
楽しげに誘われているような
ワクワクとした気持ちになる事がある。
月明かりの俺のわさび田 エモい♡
あえて悪い噂が有る土地で
やって行こうとは思はないが…
畑との出逢いも"縁"なのである。
移住して一年が経った今も感じる
山に入る感動や敬意を大切に
バカッコ良く
わさび王を目指すのである。
今日はわさび農家になって
ちょうど1年!
木を振り回して投げたら
手首まで抜けてしまった。
脱臼である。
就農記念日は
始めての脱臼記念日に
なってしまった(*´Д`*)とほほ
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