さぁ、コレをどうぞ( ̄^ ̄)ゞビッ
えっ!?
座席に座った瞬間に差し出された
カントリーマアムにビビる!Σ(゚д゚lll)ビクッ
そう、
これはタクシーに乗り
目的地を告げた数秒後の物語である。
60代とおぼしきタクシードライバーは
前を向いたまま
ルームミラー越しに笑顔を浮かべ
カントリーマアムを差し出してくる。
何という…
※1奇矯っ!∑(゚Д゚)ギョッ
※1奇矯(ききょう)=行動・思想傾向が普通の人とは変わっていて激しいこと
普段は
優しげで柔らかく甘い
安心感すら感じられるお菓子
カントリーマアム♡
だが…!
この男から発せられる…
その容姿…。
その匂い…。
その雰囲気…。
その全てのせいか??
俺はこれほどまで
悪意に満ちたカントリーマアムに
出逢った事が無い!!
仕事っ!
疲れたでしょう??
甘いモノでも食べなきゃ( ̄∀ ̄)ニヤ
………。
……………………。
あっ… どうも…(-。-;ぼそっ
一応受け取り
後で処分してしまおうと考えていると…
あっ!
私とした事が!!
ゴミ箱は足元に有りますから(*´꒳`*)うっかり
どうぞ!!
イヤ、イヤ、イヤ…
そういう事では無い
この怪しさ全開のカントリーマアムを
今!
食べろってか?
ミラー越しに
ジッとこちらを見つめる姿が不気味だ(΄◉◞౪◟◉`)ジッ
一瞬のうちに
脳内では後先の順序無く
様々な思考が繰り返されている。
毒…?
善意…
優しさ…
殺意…?
仕事…?
親切…
常識…
しかし!
どんなに疑ったところで
この菓子を投げ付ける勇気は無い。
俺は怖々とカントリーマアムを
口に運び注意深く噛みしめた。
うーん、、、
驚くほど普通!
毒でも無ければ
栄養にもならなそうである。
食べ終える頃合いで
ドライバーは得意げに話し始めた、
お客さん、
知ってますか…?( ̄▽ ̄)ニヤリ
何?何?何?何?
((((;゚Д゚)))))))ガクブル
カントゥリーマァムの
バニラ味は、、、
白あんなんですよ!
( ⁼̴̀꒳⁼̴́ )ドヤーーーーッ✧
W(`0`)Wぎゃーーーっ!!
っと驚いたフリをしつつ
知ってました。
( ̄ー ̄ )しらー
と答えた瞬間の彼の表情は
悔しさに歪みまさにホラー。∑(゚Д゚)こわっ
その後は
悔しさからか?
目的地に到着まで一言も口を開く事は
無かった。
昔、
おおよそ30年前…
誰か…知らない人からいただく
小さなギフトに親切を疑わなかったが、
今は、
ただ、ただ、怖い!!((((;゚Д゚)))))))
嫌な時代である。
しかし
タクシードライバーの彼は
バカッコ良く!
彼は今日もエキセントリックな接客で
たくさんの人たちと
小さなサプライズを運んでいるのである。
うーん、
ちょっと素敵だ(*´ω`*)
ちなみに昔…
クリスマス用の長靴にカントリーマアムを
詰める仕事をした時に
バニラ味に白あんが使用(つか)われて
いることを知ったのだった( ⁼̴̀꒳⁼̴́ )ドヤッ✧