カタン…。
………。
…………………。
……………………………。
休日の昼下がり
郵便受けの音で目覚めた俺は
いっぱいに氷を入れたグラスに
コーヒーを注いだε-(´∀｀ )ホッ
一息ついて郵便受けを覗くと
そこにはガス料金の請求書…
！！！∑(ﾟДﾟ)えっ
なぜ早く確認しなかったのだ！
そこに書かれた
担当者の名前は………
峰 不二子
あぁ、
理解(わか)っている！
理解っているともっ！！
妄想癖で夢見がちな俺だって
あの峰不二子じゃない事くらい
理解ってる！
だが、
期待したいじゃないか！
(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))ワクワク
レーシングスーツに身を包み
胸そびやかす
あの…
峰不二子を！！
╰(*´︶`*)╯♡╰(*´︶`*)╯♡╰(*´︶`*)╯♡╰(*´︶`*)╯♡
愛車のピストバイクに跨(またが)ると
町内をくまなく見て回った
時間は午後1時過ぎ
まだ陽は高い…
ガス会社へ戻るよりは
ガス会社から離れて行くコースが有力か？？
汗だくになりながら必死に自転車を漕ぎ
居るはずも無い彼女の存在を疑いもせず
夢中である！
(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾どこだーっ！
不二子ちゃん…
不二子ちゃん………
不二子ちゃん……
不二子ちゃん………
見つけてどうすると言うのだ？
Σ('◉⌓◉’)あっ！
しばらく探したが
残念ながら峰不二子の姿をこの目で
捕らえる事は叶わなかった（−＿−；）しょぼん
ワタシを捕まえてごらんなさい♡
挑発的に逃げて行く
峰不二子の面影を感じながら
ビッグアドベンチャーの末に
結局、
財宝を手に入れる事ができなかった
ルパン三世の気持ちは
多分こんなだろう………
知恵を使い、
カラダを使い、
おもいきりやった達成感と
手に入れたいと望みつつ
手に入らない事を期待してしまう
安堵にも似た諦め
日常にフッと訪れたロマンに
バカッコ良く！！
伝説のオンナ泥棒にハートを盗まれるって
多分こんなだろう(￣▽￣)♡