Ring…… Ring…… Ring…… Ring…… ♪
俺『ハイ』
『◯◯株式会社ですが一度お会いしたいと思いまして…』
少し前に応募書類を送った…
廃墟なオバケ工場の書類審査を
通過してしまった、俺!
今まで面接まで辿り着く事すら出来なかった
ワガママな求職活動っっっ!!!!!
俺なんかが働ける、1ランクも2ランクも高望みな、この会社に
採用(きま)った様な気持ちでいっぱいである!!!!!
面接中のトリップ…
脳内では夥(おびただ)しい数の思いが
後先の順序なく、同時に感じるられるのである
(ボーナス…♡ヶ月分♡)
(残業ほぼ無し…♡♡)
社長『コノ会社はねぇ… およそ50年前からねぇ ~△☆。◯Γ…』
(年間休日数…♡♡♡)
俺の目の前に座る、コノ会社の社長と会長は
熱心に俺の履歴書に目を通しながら
改めて要求した俺の自己紹介に耳を傾けている
(攻めねば……Oo。。( ̄¬ ̄*))
俺『俺と言えば機械! 機械と言えば、俺なのです!!!』
社長『なるほどぉーーー!!!!!』
反応を細かく気にしながらドコを推(お)すべきかを
素早く読み取って行く
社長『海外へのねぇ… 出張もねぇ ωπ□Ω凹…』
(このチャンスを逃すワケには行かない!!!)
社長は… おそらく仕事に対する意欲や経験
会長は… 俺が退役自衛官だと言う事だ
推(お)しが足りないとすれば…
会長だ!!!!!!
俺は大胆にも会長に別工場への見学を申し込んだ
快く引き受けてくれた会長自らが運転する車に
さりげなく!
敬礼のパフォーマンスをして乗り込み、別工場を目指す
無言のまま続くドライヴ…
(攻めねば………( ̄ー ̄;)
差し掛かった交差点で俺は
自衛官が行う助手席での行動を行った
俺『右…ヨシ! 左…ヨシ!
さぁ、行きましょう!!!!!』
気迫に押される様に発進させた車内で
会長はこう、つぶやいた…
『採用』
あざっ あざーーっす!!!(* ̄Oノ ̄*)
来週からオバケ工場で工場に負けないくらい
オバケな機械のメンテナンスと修理を担当!
粉骨砕身、働きますっ!

