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5/1 仙台市若林区 荒浜地区 震災から51日目




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「根元から折れた電柱 海岸から数キロに渡って電柱は全て折れていた」



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「後ろの部分も足の部分も無いピアノ 鍵盤に書かれた文字がピアノの持ち主を語る」





限られた人にしか立ち入りが

許されていないエリア


ここ(荒浜)を外の世界に伝えて欲しい…


その想いと共に

ここで生まれ育った友人が連れて来てくれた


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この日、荒浜に足を運ぶのは2度目

数時間前に来た時

カメラを向ける事ができなかった


居心地の悪さ

  不謹慎

 怖さ

場違い


綺麗過ぎる自分の格好が恥ずかしい




ただ、感じる…

    申し訳なさ



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「ブロックとアスファルトの部分が以前地面だった位置 津波によって深く削られた地面は砂が覆う」



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「人の手ではとても動かせない瓦礫 場所に因って強く感じる臭い 遺体が在る事がわかっていてもまだ手付かずの場所も残る」


クチを開くと感情が溢れ出して

涙が流れそうになる


ここに存在(あ)

木片も石も瓦礫(がれき)などでは無く

ここに生きた人々の ”生活” “思い出” ”証し”


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「綺麗なまま残る本 手製の本棚が大切にしていた事を物語る」


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「衣類 コンクリート、鉄、木、そして布… 柔らかな物ほど鋭く心に痛みを残す… 人の体温(おんど)を感じてしまう」


いくら写真に気持ちを込めても

とてもとても…





TVで観る映像も雑誌で見る写真も

心には全くと云うほど届いていなかった事を

思い知らされた


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「破壊された荒浜を見つめる… 彼のすぐ後方から来た数十メートルの水の壁は松林を軽くへし折り眼前に広がる5~6kmを破壊した」



飛び込んでくる景色のインパクトに…

容易に想像できてしまう悲惨さに…

心が奪われる


しかし、その実…


重要なのは、ここに住んでいた生存者

避難所で過ごす人達の 今



希望や健全な心を保つのが

極めて困難な状態で明るく気丈に振る舞う人々

決して悪態をついたり不安を漏らさないけれど

それが本音ではない


せっかく助かった『命』が

絶望によって消えてしまわない様に




flowers-conductorと共に全力で戦って行きたい





これから、行政と協力して

避難所のニーズに合った物資を

無駄なく迅速に受け取れるシステムを

実現させて行きたいと考えています



皆様から頂いた善意はこの活動の為に

大切に使わせて頂きます

ご協力に心からの感謝を込めて

ありがとうございます


まだまだ伝えたい事たくさん有ります

先ずは関心を持って頂けたら幸いです


自力で被災地へ行く事が出来ます

きちんと調べて行けば物資も受け取ってもらえます

あなたの勇気で誰かが救えます








来月、また物資と元気を届けに行ってきます










写真


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「ガソリンスタンドより向こう側はまだ手付かず ガソリンスタンドの方も亡くなっていた」

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「建物が残ると国からの支援は受けられない」

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「家の二階部分だけが数km先まで流されている」






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「住宅A 外」


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「住宅A 中」





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「水田だった場所」




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「仙台市内の至る所で目にする積まれた車 燃料タンクの蓋は全てこじ開けられていた」



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「丸まった様に潰れた車 人間もこの状態で発見される」










同行して頂いた

DJ Ryo氏 DJ Miburo

心から感謝します

アナタ達がいなかったら、俺は写真一枚…

撮ってこられなかった





MIBURO氏のblog→ 『見てください。お願いします。』
被災者の生の声を伝えた目を逸らせない記事


DJ RYO氏のblog→ 『被災地の現状』
たくさんの写真と友人を想う気持ちで綴られた記事