5年越しの熱中症とコロナワクチンの後遺症で手がしびれたりとかして長文を書くのをやめていたので、このブログはしばらくお休みしていたが、今日はちょっと調子が良いので書いてみようかと。
以前、マツケンサンバが流行った頃、神宮の花火大会にマツケンがゲストで出ると言う話があった。
私が花火大会に行くぞと呑み屋で言ったら、俺も行きたいと手が上がった。
昔からの酒場仲間。彼が結婚前から知っている。奥さんは才女だった。旦那は、女癖が悪くて、浮気しまくっていた。
ある日、奥さんの浮気も発覚。
あんただって浮気しまくっていたんだから、仕返しなんだよ。それくらい許してやれよって言ったんだけどそれは許せなかったらしい。
子供を引き取って離婚した。
花火大会には息子も連れて行くが良いかと。まぁそれはいいんだけど蓋を開けてみると、その日が奥さんに子供を合わせる面会日だったらしく、奥さんも現れた。
久々の再会だったので嬉しい反面、何も語らない2人の頭上に花火が虚しく上がる。
そして、マツケンサンバが大音響で。本来ならノリノリで盛り上がりたい気分だったのに固まってしまった。
息子も、この夫婦の嫌悪な雰囲気を察知しているらしくどちらにもなつけなく、おのずと、私の膝に乗っかって抱きついてきた。
私も、いたたまれなくなって、この子を抱きしめるしかなかった。
最近マツケンサンバがまた流行っているが、曲が流れるとあの虚しい花火とサンバが頭に去来する。