川の中心で哀を叫んだ獣 | ちはやぶる あらしふく 

川の中心で哀を叫んだ獣

お盆に実家に帰り
なんとか川で泳げました

わりと数年ぶりでした


次の日に大雨が降って増水して
それ以降は無理だったんデスガ…




ところで
この時期になると多いのは水難事故

海川問わず悲惨な事故が多発しています

地元の川でも先日一人溺れました

ご冥福を祈ります




…が!




それはこれこれはそれ

観光客の川のナメッっぷりに
絶望した―!!




失礼
取り乱しました

ちょっと最近叫びたいことを書きます




川は実は見かけよりも
底の方は流れが荒れていることが多いのですよ

だから静かな流れだと思って
油断すると流されちゃうことがあります

これが増水時だとより顕著になります

雨が降ったあとは
川の水嵩が増え
水が濁ります

状態によって

泥濁りのときや笹濁りのときなどありますが
これはかなり危険です

流れが荒れる上に
水の中の視界が限りなく0になります




全身を水に浸からずとも
足首まで浸かれば
流れで足をすくわれて身動きが取れなくなります

これは筆者も体験済みです
(もちろん普通の川の状態でですが)

また、この濁った状態だと
仮に溺れてしまえば発見が遅れ
助かるものも助かりません




じっさい川の事故は
水嵩が増えて濁ったときにおこります

地元の川でも毎年のように
溺れるひとがいます

決まって大雨の後です




それにもかかわらず
水嵩の多い状態でも
キャンプなどで泳いでいる人をみかけます

だいたいはお子さんです

見てるこっちはヒヤヒヤです

目の前に流れの強い
濁った水があるにもかかわらず
平然と泳いでいます

地元民ならまずはしません
(多分)

ていうかこの前死んだところで普通に泳いでるし・・・



余談ですが
数年前上流で行方不明になったひとがいて
数日後かなり下流でドザエモンになって見つかりました

その途中にわれらの泳ぎスポットがあって
かなり気持ちが悪かった・・




閑話休題

地元民は知ってますが
遠くから来た人はおそらく知らないのでしょう

整備された海水浴場やプールなどにはない

川の怖さが!

流れるプールだと思っていると死にます




第一、たとえ普通の状態の川でも
海とは違って
急に深くなったり
流れが強くなったりと

かなりイレギュラーです

じっさい足がついていても
数メートル歩くと水深4メートルとかザラです




とまあ
川の怖さを語りましたが

川はすばらしいです
LOVE淡水!

しかしなんでもそうですが

知らないことは悪くないですが
無知は罪です

自己責任は
イコール誰も責任をとってくれない

っていうことは頭において川で泳ぎましょうぜ!
ってことで