父さん!妖気です! | ちはやぶる あらしふく 

父さん!妖気です!

小説を読んで一番好きな瞬間は

「ぞわっとする感覚」
を味わうこと

寒気といっつも
身震いといってもいい


表現しにくいが
感動、驚嘆、興奮、恐怖…


パズルの最後のピースがハマったような感覚だ




この感覚を味あわせてくれる作品は
なかなかない

いかに名作といっても
「面白い」だけで
そういう「感覚」にはなかなか出会えない




その境地には
僅か数百ページに込められた
もしくは何冊にもわたった
作者の蜘蛛の巣のような思考が垣間見える


深慮遠謀、策思策略
主線、複線、罠、仕掛けが張り巡らされている




最近読んだ作品だと
前回紹介の「もしも高校野球…」
(今日後半を読んだけどかなり凄かった…)

野崎まどの「【映】アムリタ」

西尾維新の「クビキリサイクル」

ローリングの「ハリ―ポッタ―と死の秘宝」

などがある


こういう作品をもっと読みたいと思う

こういう作品こそ
本当の意味で
自分の「財産」になるんじゃないかと思う



でも見つけるためには
何冊も本を巡らなければならない

そういう意味で
本を読むことは「旅」なのかもしれない