3種類のうち2種類しかないが、とは言え貴重なイチローズモルトのリーフシリーズが2本家にあるので、比較しながら楽しむことにする。
結構上級なお酒同士の比較なので、いつもの淡々とストレート、ロック、ハイボールを比較する形ではなく、もう少し感性的なレビューを書きたいなと思う。
まずはミズナラカスク。ミズナラ樽を使って熟成したウイスキーは香木や仏具の香りがすると言われ、それがジャパニーズウイスキーの特徴とも言われるが、私は個人的によくわかっていなかった。ただ、このウイスキーからははっきりとその個性が感じとれる。
またなんと例えて良いのかわからないが上質な甘みがあり、本当に完成度の高いお酒だなと改めて思うところだ。
ワインカスクに関しては信じられないほどフルーティーで、おそらくワインのタンニンが豊かなボディ感を作っている。マッカランのシェリーカスクは濃厚だが、ややモルト感が強く、こちらのワインカスクの方がよりウイスキーファンがシェリーカスクに求める濃厚さを感じるのではないだろうか。
どちらが完成されているか、と言う点で考えるならミズナラではないかと私は思う。全てのバランスが良すぎるのだ。
一方で圧倒的なボディ感はイチローズモルト独特のもので、どちらとも強烈な満足感を与えてくれることは間違いない。そのパワーはハイボールにしてもはっきりわかるレベルで感じられる。

