




朝起きてしばらくウダウダしてたのですが、空を見ると曇ってはいますが晴れ間も見えます。今タイは現政権への不満が募りデモをしていますので、現地の人には余り出歩かない方が良いよと言われていたのですが…行っちゃいました。
空軍博物館は、前の国際空港(ドンムァン空港)の近くに在ります。アパートからタクシーに乗って30分ほどです。
その30分の間に雨が降り出しました…orz
運転手さんもよく知らないらしく、途中で車を停めて聞きにいってくれたりしまして、辿り着いた頃には雨も小降りになっていました。
どうしてここへ来たかったかというと、ここにはグラマン鉄工所謹製の間に合わなかった傑作機“F8F-1"ベアキャットが展示されてるんです!
まあ、マーキングはタイ空軍のものですが、本物を見られるというのは本国アメリカ以外では、ここくらいではないでしょうか?
出来れば、翼をたたんでいて欲しかった…。
それに何と何と!旧日本軍の“立川・KI-36練習機”が世界で唯一ここだけに残っているのです!!
エンジンには“九八式四五〇馬力發動機、製造年月昭和十七年六月、製造所名 日立航空機株式会社”のプレートが付いています。
実に66年前に製造されたものです。タイ空軍の物持ちの良さに感謝感謝です。
零戦は日本国内でも何箇所かに在りますが、この機体はタイだけにしか在りません。大戦中の日本軍機にお目に掛かれるなんて、感慨もひとしおでした。
この博物館は、他にも大戦中の機体や、朝鮮戦争時のジェット黎明期の機体、ベトナム戦時の機体(F-4やF-105等は無いです)が展示されています。他の機体はまたの機会に御紹介します。
ちなみに入場料は無料です。万が一を考えてパスポートを持って行きましたが、なんの誰何も無く入れましたし、係員のやる気のなさのお陰で、結構自由に写真を撮る事が出来ました。(節度は守っていましたよ)