この三連休は出掛けてもいましたが、夜は飛行機・海軍映画三昧です。
昨夜はトコリの橋を見ていました。
パンサーを製作中なので、唯一パンサーの出演映画であるこの作品を見返していました。
主演はウィリアム・ホールデンとグレース・ケリー、男前と別嬪さんの組合せです。
映画の内容には触れませんが、私にとっての主役は上の二人ではなく、F9F-5パンサーと空母CVA-34オリスカニーです。
着艦と発艦シーンは貴重ですね。偵察型のパンサーも出てきますし、スカイレイダー(シーブルー塗装)も見ることが出来ます。
1950年前半の横須賀基地のゲートも映っていますので、お好きな方はぜひご覧ください。
機械ばかりでなく、当時の映画スターというのはカッコイイですねー!ウィリアムホールデンも良い味出していますし、グレースケリーの綺麗さときたら、流石にモナコ公国の王妃として見初められるだけあるなぁ…とタメ息が出るほどです。
戦意高揚映画とはとても思えませんが、第二次大戦が終わり息つく間も無く朝鮮戦争に突入した、当時のアメリカ国民の気持ちが出ているのかも知れません。
ちなみに、この映画に出てくるパンサーの飛行隊はVF-192ゴールデンドラゴンズ、現在厚木に駐留しているVFA-192ワールドフェイマスゴールデンドラゴンズの前身です。
この映画出演後、ワールドフェイマス(世界に冠たる)が付きました。
確認は出来ていませんが、後半出てくるスカイレーダーはシスタースコードロンのVA-195でしょうか?
VA-195は朝鮮戦争でホァチョンダムの爆撃作戦で名を馳せ、その後ダムバスターズ(ダム破壊者?)の部隊名になっています。この隊は、言わずと知れたVFA-195ダムバスターズですね。
この両飛行隊は、もう半世紀以上もシスタースコードロンを続けているのですね。
とにかく、海軍の朝鮮戦争物は他に思い当たりませんので、お好きな方はぜひどうぞ!
1954年作品 パラマウント 103分 カラー