皆様

いかがお過ごしでしょう


いよいよ丸10年


環境問題的には何も変わっていない、

それどころか、未来はどうなるんだろう?


そこは僕自身とても憂慮すべき思いを年々大きく持っています


ちょうど10年前の明日、


それが芸能人として最後の仕事になった山本太郎君との

薔薇と侍のパンフレット対談の当日でした



太郎君は

あの日以来、ずっとこの国の子供達の将来を

考えて自分の立ち位置で頑張っているのだろうと

遠くから見ています


応援しながら体調を気遣う事くらいしか出来ません


そう思い込んでました


でもこの国の子供達の未来と

今の現実に寄り添う気持ちがあれば、

何かの誰かの役に立つ

今はそう思っています


どんな小さな事でも良いから、自分なら

こうして欲しいと思う行動や思考を

出来るだけ選ぼうと思っています


もっともんな綺麗な人間ではまるでありません

でも、気づいたらそれは、出来ることは

しよう、と


11年前に僕は腰の激痛で

主演のロングラン公演を、たったの半月で

降板

それから復帰したら

10年間は禊だと思って生きようとして

稽古に入った直後に起こった震災


もう、これは天命か、と

復帰どころか、国規模の世界レベルの

災害


そこをなんとか公演にこぎつけ、

この10年間走ってきました


そして、今 予想もしなかったコロナ禍で

復帰後丸10年を迎えようと

しています


10年走った達成感など微塵も無く

そんなものはもうどうでもよく

 

ただただ、

亡くなられた多くの方々のご冥福と、

被災され、今なお、故郷を追われた方々の

平安とご健康を祈念する日付けがやって来ます


『生きてる意味など分かりません

ただ、子供達が生きて

そこにいてくれること


そんな社会を作ること』


これは、今僕の演じてる役の台詞でもあり、

僕にとっても涙が出る程

共感する言葉であります


安らぎが戻りますように


311に寄せて



橋本じゅん