5月31日、午後1時頃、俺さん(19・フリーター)の携帯はバスの中では息を引き取った。
すぐに家に帰り、充電器を差し込むも反応はなく、荒療治でも電源がつくことはなかった。

原因は不明。だが、前兆はあったと俺さんは言う。
「前々から充電がしづらくなっていた。それに、最近、急に電源が落ちる事が何度かあった」
そして、一度視線をどこか遠くに向けていった。
「これで3回目なんですよね……」

一度目は一昨年の5月。二度目は去年の3月。
そして、今回が三度目だという。

--また0になった。でも、元々0だったようなもの--

携帯の故障で一番目に悩むのは金銭が多いと思われる。修理にはお金がかかってしまうことがある。
そして一番悩むのは、データだ。メール、アドレス、画像、音楽、ネット。
全てのデータは消えてなくなる。復旧は不可能。それは0に帰る事を意味する。

「また0になった。でも、元々0だったようなもの」
友達がいないし、と言いかけ苦笑いをする俺さん。続けて
「連絡を本気でとりたいなら方法はいくらでもある。まぁ、消えた以上追いかける先もないからね」

--メモ帳の紛失が最大の被害--

メールの下書きをメモ帳として使う人はいるだろうか?
筆者は結講な頻度で活用している人間なのだが、俺さんも使うそうで
「正直いえばメモ帳の紛失が最大の被害かな。感じたり、思った自分の意見がそこにはあった。メモ帳は誰にも見られないものだからね。将来の夢、例えば映画の簡単な流れ……」
「とにかく今では考えられないことが沢山詰まっていたもの。それがなくなるのはあまりに辛い」
「もう考えられないことだってあったかもしれない」
いや……と顔をしかめて
「もう二度と会えないアイデアかも知れないね」

ーー今後こういった被害者を増やさないためにーー

「アイデアは自分の場所に戻ったら、必ず確認して、アイデア帳に書き写す。これを徹底ないとね」
自分のミスを悔やむように言った俺さん。
「本当に一瞬のただの閃きが本当に大きな事を生んでいるんだよ、だから、その可能性を「なんだっけ忘れちゃった」なんて言葉で無駄にしたくない」



飽きた。実際携帯壊れたけど。
ああ、iPad欲しいなぁ、なんでこんなにほしいのか分からないけど