ヒョミンの想い 第3章 接近 | ロウ君(dragon36)のブログ

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これは、妄想小説です。実在の人物とは一切関係ありません。

 2014年3月28日午前1時



握手会を終え、ホテルでくつろぐヒョミン。


頬杖をついて、テーブルの上の紙片を見つめている。


その紙片には、ヒョミンの写真とdragon36の名前が記されていた。


そう、先程の握手会で、熱心なファンからもらった名刺だ。



ヒョミン「あの人、本当に韓国語上手だったなぁ」


一体何百人と握手をしたのだろうか。


数多くいたファンの中で、一番記憶に残っていたのが、dragon36だった。


頭の中で、dragon36の言葉を繰り返していた。


「世界中でヒョミンが一番好き。」今まで、こんなにストレートに告白された経験はあっただろうか。


韓国語で言われたので、余計にドキッとしてしまったようだ。


そして、「これからもずっとヒョミンを応援するので一生懸命頑張って」


この言葉に、実は、涙を流しそうになるほど感激していたのだ。


ちょうど事務所からジヨンとヒョミンのソロ活動が発表され、プレッシャーと不安から自信を失いかけていた時期であった。




そこへ、熱い応援メッセージをもらい、勇気づけられていた。


ヒョミン「明日から、頑張ろう、ファイティン!」


何かが吹っ切れたような表情で、ヒョミンはベッドに潜り込んだ。



2014年3月29日午後2時



日本でのイベントを終え、韓国へ帰国したヒョミン。


この日は久しぶりのオフを楽しんでいた。


仲良しのワンちゃんと公園へ散歩に。


天気は快晴で、青空が眩しい。


公園のベンチに座り、ワンちゃんのリードをベンチに繋ぐと、カバンから携帯電話を取り出した。

そして、暫く迷った後、携帯電話の操作を始めた。



dragon36は、休日にもかかわらず、早起きをしていた。


休日出勤をするためだ。


先日のT-ARAのイベントで、3日も休んでいたので、仕事が山積みになっていたのだ。


そして、一仕事終え、遅めの昼食を取るため、会社の近くのラーメン屋に来ていた。


ラーメンを待っている時にdragon36の携帯が鳴った。


登録のない相手からのメールだった。


dragon36「何だろう。迷惑メールじゃなさそうだな」


すぐにでも、削除するつもりで、メールを開けてみる。


『こんにちは。dragon36さん。(^o^)/お元気ですか?この前はありがとうございました。勇気もらうことができました。o(^o^)o ヒョミソ』


dragon36「え、ウソ、ヒョミン?マジ?」


思わず叫んでしまい、周りから、怪訝そうな目で見られる。


dragon36「あれ、何でアドレスが分かる?、あっ、名刺渡したんだ」


少し声のトーンを落として呟く。


そして慌てて返事を返すdragon36



携帯をカバンにしまおうとした時にヒョミンの携帯が鳴った。


ヒョミン「あ、dragon36さんだ。返事はやっ」


dragon36
『メールありがとう。渋谷はほんとうに楽しかったです。(^o^)/また日本に来てくださいね。PS. ×ヒョミソ ○ヒョミン』


最後まで読んで大爆笑するヒョミン。


ソウル郊外の公園にヒョミンの笑い声が響き渡る。


ヒョミン『急にメールして、ごめんなさいm(_ _)m。だいじょうぶでしたか?自分の名前間ちがえていました。はずかしいですね(*^_^*)』


dragon36『いつでもメールしていいですよ。(^o^)/日本語のべんきょうにも役にたつでしょう』


ヒョミン『ありがとうございます。またメールしますね。アンニョン(^o^)/』


dragon36『はい、アンニョン』



携帯をカバンにしまうと、ワンちゃんと共に公園を走り抜けて行くヒョミン。とても楽しそうな笑顔である。




いつラーメンが出されたのかも気づかず、呆然と携帯の画面を見つめるdragon36


やがて、dragon36も満面の笑みへと変わっていった。



それからは、週に1~2度メールのやり取りをするようになっていた。


メールは、ヒョミンから送り、dragon36がそれに返事をする。


そして決して誰にも言わない、それが暗黙のルールとなっていた。


ソロ活動の練習が本格化してきており、ストレスを抱えていたヒョミン。


メールの内容は、自然と愚痴が多くなっていた。


そんなヒョミンをいつも、dragon36は優しく励まし、勇気を与えていたのだった。


そして、メールの返事は必ず3分以内に返してくれる。


そんなdragon36をいつしかヒョミンは頼りにし、心の支えとなっていた。


ヒョミン「オッパ・アッパ・オッパ・アッパ」


意味もなく言葉を繰り返すヒョミンがいた。


ヒョミンとってdragon36は、オッパ(お兄さん)と呼ぶには年上過ぎるし、アッパ(お父さん)と呼ぶほど年上ではない。


ちょうど中間くらいの年齢層なのだが、逆にその年の差がヒョミンに安心感を与えていたのかも知れない。



第4章 暗いニュースと明るいニュース に続く