２０２３年１月１９日のFacebook記事です。
【後悔するなら思い切りすればいい②】
(オマケの覚書)
1つめの記事に、後悔するなら思い切りすれば良いと書きましたが、
そういえば、何でそういうことを思ったかというと、
「自分は悟った」と言って、悟り方を教えていた人に会ったことがあるんですね。
その時、その人が、
悟ったら
解脱したら
後悔しなくなるって言ってたんです。
で、その人は確かに、後悔していなさそうだったけど、
ついでに言うと、後悔もしなければ、反省もしない感じで
逆にそれで良いのか
って疑問が湧いたんですね。
もちろん、私は、悟り＝品行方正とか、聖人君子なんていうイメージ、最初から持ってなかったし、
悟ってもキャラは持ち越すってその人自身も言ってたけど、
その人を見てると、一方的なものの言い方とか、
激しい決めつけとか、
コンプレックスまで丸々持ち越しで、
自分という感覚だけが消えて、
ただの怖いものなしになっただけなんじゃないかっていう風に見えたんですね
きっと何らかの解脱的な神秘体験があったのには違いないのだろうけど、
中途半端に自分だけが抜け落ちると、こうなってしまうのかという、むしろ強い危機感を持ちました。
私も一度は徹底的に「自分」が嫌になって、
消してしまおうと思い、その人のところへ行ってみたものの、
逆に、そもそも、悟りとか解脱を求めるっていう気持ちが、
特別な何かになりたいというエゴ的な思考なんだということに気付いたんですよね。
「今」から1ミリでも違う何かに「なる」ことを考えるだけで、本筋からズレてますから。
そしてむしろ、その人に会ったおかげで、
悟りもまた、何らかの神秘体験をよりどころにした夢に過ぎないんだという妙な学びに変わりました。
そしてまた、そのおかげで、気づいたら「探究(真理を求める旅)」も終わっていたのでした。
あれほど考えなければ1ミリも生きられなかったのに、
今ではすっかり、哲学書も瞑想も放り出して、
ジャズとソーイング
に明け暮れてます
「自分」は消す必要ないと思います。
…..というより、下手に消すのは良くないと思うし
(っていうか、消したい人って、ほとんどいないか)
そもそも消せるっていうのが胡散臭いなと。
後悔でも反省でも苦悩でも、すればいいんです。
「自分」って、生存本能のために備わった錯覚に過ぎないので、
そんなに振り回される必要はない、
それだけのことです。
まぁ、仮に悟りというものがあったとしても、本当に悟ってる人はきっと、
「悟ってる」って言いませんよ。
ましてや、それをビジネスにしたりしませんから
ウリもちょっと、「反省」した方がいいと思うよ。
イタズラするたびに「前へならえ」させられるから
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