2023年4月3日のFacebook記事です。
【homeの感覚①】
homeの感覚って、最近、私が勝手に作って、
頭の中で使っている言葉なんだけど、
例えて言うなら、
猫をなでている時の、自分の感じ方に安心しきった感覚とか、
その自分の感じ方を、誰にも邪魔されずに信じていられる感覚。
それとか、
夜、ベッドに横になった時の安心感。
1日が無事終わった満足と安心とで、
皮膚が消え、身体が溶け出して、
布団のフワフワと自分の境目まで分からなくなって、
ついでに、部屋の空気や壁や天井の境目もなくなってしまうような一体感とか
いつの頃からだろう。こういった感覚は多分、ずっとずっと、知っていたんです。
なのに、以前は、ここに落ち着いていてはいけないんだという焦りが、いつもどこかにあった。
この感覚は一時避難所か、社会からの逃げ場で、
長く留まっていてはいけない所。
疲れて、ちょっと休んだら、すぐ出て行かなくてはいけない場所。
ここにいつまでもグズグズ、ダラダラするのは怠慢。
そんな風に思っていた時期が、あまりに長くて、
心理学のリラックスだの、スピリチュアルの瞑想だのをやっていても、
その罪悪感とか、焦燥感にも近いような感覚は、いつもどこかにあった
それが、もう3年ぐらい前になるのかな、
「自分」なんていうものは、本当はフィクションでしかないんだということに気付いて
キャラや、その人のクセや、思考回路みたいなものは、
脳の反応に過ぎないなんだっていうことに、思い切り納得したことがありました
そこで、思考や感情や身体の感覚みたいなものを、
時々巻き込まれつつも、
淡々と眺めて、命の流れるままについて行ってみると、
猫を撫でている指先や
布団の中で皮膚がなくなるようなこんな感覚は、
一時避難所なんかじゃなくって、
ここが自分のhomeなんだ
本当は、ここを自分の足場にしたいんだって思っているのを、
身体が教えてくれるのが、次第に分かって来たんですね
社会とか世間とかニンゲン関係がホントなんじゃなくて、
この安心感と至福こそが帰って来る場所
・・・というか、いつも居ていいところなんだって
こういう感覚を頼りに、自分の心地よいと思える環境なり、
毎日の活動なりを整えて行けば良いんだって、身体が教えてくれる感じ
ちょうどその頃、コロナも始まったので、
それを良いことに、たっぷりどっぷりこのhomeに浸って、
心地良さを元に、
やりたくないことを最低限に抑えて行ったら、
本当に幸せで、満たされて、何より生きているという感覚を、
ありありと、生々と感じることが出来て、
生き心地がすっかり変わってしまった。
どうっちゅうことない、
何の特別なこともない、
この当たり前の感覚や
普段の生活。
何も頑張らなくて良い、あるがままの状態なんですけどね。
それがこんなに幸せなものだとは、全然知らなかった
そして、そんな自分の命の感覚をリアルに感じられるようになると、
他人の目や言葉が、どんどん気にならなくなって行って
紆余曲折しながらも、
世間の幸せとか成功とかいう、
他人のモノサシを自然に手放すことが出来た
・・・というより、気付くと、そういうものが、勝手にどんどん消えて行ったんです
多分、この幸せがリアルになるほどに、
世間の言う幸せとか成功に、それほど魅力を感じなくなっていったんですよね。
人に認められようが認められなかろうが
好きなことが好きにできて
ただただ毎日楽しい。
これは、社会的な成功とか、人脈とか、お金みたいなモノと違って、簡単に消えるモノじゃないし、
ましてや、このhomeを否定し、この幸せと引き替えにしてまで、
自分のちっぽけな理想だとか、他人の基準で生きて認められようとか、
そういうことをさらさら思わなくなったんだと思う
コロナ収束とまでは行かずとも、世間が普通に戻ってくると、
このままで良いのかなっていう考えが、一瞬頭をかすめることもあったのだけど、
それでもこのhomeの感覚を大事にしているうち、不思議と段々
これからは、自分が世間に出て行くんじゃなくって、
自分に合った大きさに、世間を小さく切り取って、
手に負える範囲で付き合って行けば良いという考えになって来たんです。
付き合う人を厳選して、
どうしても義務から付き合わなくちゃいけないなら、
しっかりくっきり距離を取って付き合うとか
他人のモノサシを1ミリもhomeに入れない、
もし入って来たら、即刻外へ出すとか
そんな風に思っていたら、最近やっぱり、
「小さく生きる戦略」みたいなことを書いている人がいて、
なるほど、同じように思っている人もいるんだなって、
ちょっと答え合わせ出来た気分
心理学用語で言うなら、「安全基地」ってことになって、
健全な親に育てられれば、当たり前に身につく感覚なんだろうけど、
そんな大袈裟なこと言わずとも、
ちょっと工夫すれば、
意外とラクに出来ることなのかもしれない。
この寝顔を見れば、いつどこにいても、一発でhomeに戻れる私。笑笑
homeの感覚を大事にして行ったら、どう変わったかというのを、もう少し具体的に書いてみたので、
良かったら②もどうぞ。
自己肯定感について言及しています。
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