2023年4月18日のFacebook記事です。
【部屋着をいっぱい作ってみた】
<依存先を分散するということ>
ファッションに関心があるというより、
猫の生地を着たいから、服を作り始めたという話はしましたが、
なぜそんなに猫の生地をいっぱい持っているかっていうと
元々は、バッグを作りたくって、猫の生地を集めていたんですね。
市販のバッグは重いし、持ち手が硬くて手が痛くなる
だから、自分で何とか作れないものかと、
ミシンの使い方も分からないクセに
試行錯誤で、いくつか作ったのですが
絵で痛めた首が酷くなって、ギブ
その間に、何度も断捨離して、
生地も随分リサイクルしたり寄付したりしたものの
今持っている生地だけは何故か
どうしても、どうしても手放せなくて、
ずっと、タンスの肥やしになっていたんです
まさか服を作ることになるとは夢にも思わなかった。
でも、こうなってみると、
生地を全部処分しちゃわなくって、ホントに良かった
それでも、バッグの裏地に買っておいた生地はどうしようって悩んでいたところ
ある時、そうだ、部屋着を作っちゃえと思い立ち、
決まったら、いてもらってもいられなくなって、あっという間に10枚作っちゃった
バッグを開けた時、気分がアゲアゲになるようにと
元気な色のものばかり集めていたので
楽しいったら、ありゃしない
どの生地も、「お子さまのお洋服に」って売ってたものなんだけど、
それがどーした
お子ちゃまで上等
服を作り始めたのは、去年の夏から
ソーイングなんてやってたら、
音楽をやる時間がなくなっちゃうっていう心配もありましたが、
始めてみると逆に、
ソーイングをしていた方が、
音楽との関係もいいみたいです
音楽しかやっていなかった時は、
とかく何でも思い詰めがちで、
1箇所声が思うように出ないところがあると
何ヶ月も悶々としたり、
練習し過ぎて、体調を崩すと、
この世の終わりかってぐらい
落ち込んだりしていました
でも、無責任に楽しめるソーイングを始めてから、
何故か音楽の練習量の匙加減が上手くなったし、
余裕を持って眺められる分、
歌も随分自由になった気がします
それって不思議だなと思っていたら、
やっぱり心理学の本に
依存しないようにするんじゃなくって、
依存先を増やして上手く分散するのが大事なんだっていうのが書いてあって、
なるほど、そういうことかと、ピンと来たんですね。
本は主に人間関係についての本だったんですが、
自分のエネルギーを注ぐものだったら、
人間関係だろうが、仕事だろうが趣味だろうが
みんな同じことですよね
依存するのは人間のサガ。
依存するのがいけないんじゃなくって、
依存先を増やして、お互いが負担にならないように、上手く情熱を分散させればいいんですよね。
1人の人とか
1つの物事に集中して、
その相手とか物事から全てを得ようとしてしまうから、
期待が満たされなかった時の落胆と消耗が半端ない
でも、上手く分散させることによって
いいとこ取りしながら、それでも長くやっていくうちには
人も物事も
意外と上手く行ったりするものなんじゃないかな。
今日明日の成功より
長く続けて行くこと。
そのための工夫っていうのも大事なんじゃないか。
そんなことを、ふと思ったのでした。
#なんちゃってソーイング