男木島灯台。1895年、明治28年に建てられた。総御影石(庵治石)造り。無塗装の灯台は、日本に2基しかない。もう1基は、下関市にある角橋灯台。



🟣2020/9/28 (快晴)  香川県高松市男木町日本ある男木島へ高松港からフェリーで渡る!

行き: 高松港 8:00発

帰り: 男木島 13:00発

●高松港から女木島まで20分、男木島まで40分、1日6便出ている。

もう何度目の訪問になるか数えられないが、コロナ禍もあり、約一年半ぶりの訪問となった。



🟣男木島の基本情報

男木島の地図




男木島は瀬戸内海中部の備讃瀬戸に位置する、面積1.34 km2の島

2019年(令和元年)現在で109世帯168人

行政上は香川県高松市男木町に属する

隣島である女木島とは、雌雄島(しゆうじま)の関係にある

最高標高212.8 m
最高峰コミ山

世帯数109世帯
総人口168人(住民基本台帳人口、2019年11月1日)

1945年の太平洋戦争終結後、男木島の人口は引き揚げによって著しく増加し、多くの家屋が建てられた

1950年代には島の人口は1500人から2000人ほどとなっていたものの、その後の高度経済成長によって多くの人口が都市部に流出し、1980年(昭和55年)の時点で人口は551人まで落ち込んだ

また、男木島は1957年(昭和32年)12月23日に離島振興法の指定を受け、それに基づき1976年(昭和51年)2月に簡易水道が設営された

1987年(昭和62年)には男木島灯台が無人化された

その後、灯台に隣接する、職員が寝泊まりするために建てられていた退息所は改築され、灯台の歴史をテーマとする資料館として再利用された。

2003年(平成13年)にはジイの穴とタンク岩、および灯台資料館とを結ぶ遊歩道が整備され、翌2004年(平成13年)にはこの遊歩道周辺に水仙の球根を植え、男木島を「水仙の島」にしようという計画が立ち起こった。

島に自生していたものを掘り起こすなどして、5年以上かけて遊歩道周辺の耕作放棄地約1万2000平方メートルに36万個の球根が植え付けられた、


🟣男木島出身出身者など

●西村望(にしむら ぼう、1926年 – )小説家。新聞記者やルポライターなどを経て1978年に処女作『鬼畜』を発表し、その臨場感にみちた犯罪描写で衝撃をあたえた。代表作に『犬死にせしもの』などがある。

●西村寿行(にしむら じゅこう、1930年 – 2007年)小説家。西村望の弟である。1969年(昭和44年)の『犬鷲』で第35回オール讀物新人賞佳作を受賞し作家デビュー、つづいて動物小説や社会性をうちだした推理小説を発表する『君よ憤怒の河を渉れ』をはじめとするバイオレンス小説で知られている。

●浜口喜博(はまぐち よしひろ、1926年 – 2011年)水泳選手?日本水泳連盟顧問、元常務理事なども務めた。1952年(昭和27年)に開かれたヘルシンキオリンピックの競泳男子800メートルリレーで銀メダルを獲得し、古橋広之進とともに水泳日本の名を高めた。

映画『喜びも悲しみも幾歳月』、『めおん』などが男木島灯台をロケ地のひとつとしているほか、男木島は小説『バトル・ロワイアル』の舞台である「沖木島」のモデルとなったとも言われている。

また、『岩合光昭の世界ネコ歩き瀬戸内海』では男木島が撮影地のひとつとして選ばれている。


🟣瀬戸内海の島々

●昭和61年の海上保安庁の調査では、瀬戸内海に外周が109m以上の島は、727島あるとHP上に書いている。

●瀬戸内海の島の大きさ順位

1, 淡路島 兵庫県

2, 小豆島 香川県

3, 屋代島(やしろじま) 山口県の島。一島で大島郡周防大島町を形成し、人口は17,030人(2017年4月1日時点)。国土地理院が定める正式名では屋代島と称するが、周防国の大島であったことから周防大島(すおうおおしま)または単に大島と呼ばれることも多く、周辺の島々と周防大島諸島を構成する。古くから瀬戸内海海上交通の要衝とされ、『万葉集』にもこの島を詠んだ歌がある。

4, 倉橋島(くらはしじま)は、広島県呉市に属する島。かつて島内には倉橋町と音戸町とがあったが、合併により呉市に併合され消滅した。

5, 大三島(おおみしま)は、愛媛県今治市に属する芸予諸島の中の1つの有人島。愛媛県の最北に位置し、同県に属する島の中では最大である。大山祇神社がある「神の島」として知られている。



🟣瀬戸大橋について

●1988年(昭和63年)に全線開通。それにより初めて四国と本州が陸路で結ばれた。

橋には道路と鉄道が通り、鉄道道路併用橋としては世界最長で「世界一長い鉄道道路併用橋」としてギネス世界記録(2015年)にも認定されている。

2017年(平成29年)に日本の20世紀遺産に選定。完成したのはレインボーブリッジができる前のことで、海に架かる長大橋はそれまでサンフランシスコのゴールデン・ゲート・ブリッジなど海外のものがよく知られ、海峡部10km近く、主塔の高さ200m近いものとしては国内初だった。完成時は同じ88年に開通した青函トンネルと合わせて大々的に報道され、当時一大観光スポットになった。

高架部を含めると13.1キロメートル (km) の延長を持つ。日本ではそれぞれ単独の橋とみなされる連続する10の橋を合わせた合計の長さは、鉄道道路併用橋としては世界最長で、瀬戸大橋は「世界一長い鉄道道路併用橋」としてギネス世界記録にも認定されている。


🟣本州四国連絡橋

現在、本州と四国を結ぶルートは3ルートある。

●神戸・鳴門ルート(こうべ・なるとルート)通称:明石海峡大橋)

●児島・坂出ルート(こじま・さかいでルート、通称:瀬戸大橋) 

●尾道・今治ルート(おのみち・いまばりルート、通称:瀬戸内しまなみ海道)


🟣男木島と映画

映画『喜びも悲しみも幾歳月』、『めおん』などが男木島灯台をロケ地のひとつとしているほか、男木島は小説『バトル・ロワイアル』の舞台である「沖木島」のモデルとなったとも言われている。また、『岩合光昭の世界ネコ歩き瀬戸内海』では男木島が撮影地のひとつとして選ばれている。


🟣2020/9/28 AM 8:00 高松港を出港

高松と女木島、男木島を結ぶフェリー、めおん号


チケット、男木島と高松港の往復 1,020円



男木島の集落は、島の南西に固まっている。斜面に家を築き、路地は細く急だ。


男木島到着後、めおん号から撮影した男木島



ジャウメプレンサさん設計の男木島の魂



男木島の地図

2月上旬から3月上旬には、水仙が島の北部で咲く。フェリー乗り場から北端の男木島灯台までは、約30かかる。


白いテントは、海征食堂

タコ飯が頂ける





島の至るところでオンバ(乳母車)を押す方を見かけた。

このオンバもアート。オンバファクトリー製だ!


豊玉姫神社の第一鳥居

古事記の海幸彦、山幸彦の神話に出てくる話しから、豊玉姫神社は、安産の神様として参拝者も多い。
男木島の南端には、加茂神社があり、山幸彦が祀られている。

鳥居をくぐり、真っ直ぐに坂を上がっていく。


坂を上がると、ダモンテ商会さんがある。
美味しいパンと飲み物が頂ける。

月曜日は定休日

ダモンテ商会さんを左に曲がる。



ダモンテ商会さんの前を通り過ぎる

路地にステンレス製のグレーチングがある。雨の日は、滑り易いので注意が必要。


瀬戸内海
左から香川県高松市と坂出市にまたがる五色台、小槌島、大槌島、直島


大槌島は、島の南北で香川県と岡山県に分かれ、県境になる。北が岡山県側


右手は、安藤忠雄さん設計の地中美術館、ベネッセハウスがあるアートの島、直島



川島猛とドリームフレンズ

The Space Flower・Dance・Ring

川島毅さんの作品が展開されていた家屋



眞壁陸ニ

男木島 路地壁画プロジェクト wallalley

丸亀市にある本島でも、壁画プロジェクトが見られる。


Part2へ続く