ごきげんよう。

 
魔の月曜日。
 
基本土日休みなので、休日出勤はたまにしか
ない。
 
でも、そのどちらかが夫やわたしの仕事や
研修でワンオペになる。
 
土日に自宅で仕事なんぞ無理なので、
思いっきり、わたしたち親は子どもの
奴隷になる。
 
だけど、火急の仕事や大型過ぎた連日
で家庭保育を余儀なくされ、仕事が
てんこ盛りに溜まっていた。
 
ということで、無理くり、外に出て
カフェでさぁ、仕事しよ!
 
と、思ったところに、鍵を忘れたから
早く帰ってきて!というあんぽんたんな
電話が入り、仕事を諦め、家族サービス
もっと言えば奴隷に徹することにした。
 
いくら、認知行動療法を知っている
とはいえ、主導権を握って子どもを
完全にコントロール
するのは、まず無理だからだ。
 
それはスモールステップではない。
 
てことで、子どもたちとの連日の
ピクニックで、この
真夏の陽射しで消耗した。
 
子どもも大気汚染で、アレルギー症状が
出てしまい、月曜日の朝から眼科へ
駆け込む。
 
ここ1週間、理由あってミネラルドリンク
を飲ませていなかったので、
 
あら!意外に効果あったんだ!
と、ミネラルパワーに気付かされた。
 
で、眼科を受診して、その足で保育園に
登園オッケーの許可をドクターにもらい、
保育園に預けて、仕事。
 
この時点で、次の別件までのタイムリミ
ットは、2時間を切っている。
 
ガッーと集中して、前日にネット予約して
おいた初めてのヘアサロンへ駆け込む。
 
初めてのヘアサロンでカットなんぞ、
暴挙に出ることはなく、シャンプー&
ブローの破格値でお茶を濁す。
 
わたくし、ヘアサロンがやたらと多い
このエリアで、何軒かカットをお願い
したのだけど、ありゃりゃな仕上がりを
体験し続けて、さすがに悟ったのだ。
 
だもので、伸び放題になるけど帰省の
時に表参道のaooiの赤石さんにカットを
お願いしている。
 
そろそろ、カットしないとならないのだ
けど、ゴールデンウィークの帰省では
ヘアサロンに駆け込む時間は全くなく、
終わってしまった。
 
来月、わたし単身で帰省するべか?
 
なんてことを思いながら、三宮へ向かう。
 
そう、今日は優ゆうこさんの女神フォト
撮影の日なのだ。
 
部長、カメラ始めたのかって?
ノンノン。
 
このブログの投げやりな画像処理で
お判りになると思うが、わたしには
カメラの才能は全くないし、興味が
全くわかないのだ。
 
一眼レフカメラも持っているけれど、
全く興味なくて、屋久島リトリートにも
一眼レフ機を持って行って、原生林の中
で木霊を撮ろうとしたら、バッテリーを
宿のスーツケースに忘れて起動できなか
ったくらい、やる気がない。
 
後で聞いたら、雨が振り湿気の多い屋久
島の森では、防水レンズでないとレンズに
カビが生えるから、下手に使わなくて
よかったという。
 
これだから、素人は!
あはっ。
 
そのぐらいやる気ないので、もちろん、
わたしが撮るのではなく、被写体として
撮っていただくのだ。
 
わたしは、顔出しはしないけれど、写真を
撮ってもらうのは好きなのだ。
 
自分大好き人間なので、自分の顔や
容姿が嫌いとかはないのだ。
 
へんてこな顔の写真が撮れると笑えるし、
こんな不細工顔、ウケるわ!
現実を直視するのはイタくて辛いが
面白く写る自分をほめたくなる。
 
自虐万歳だ!
 
人の顔はやっぱり黄金比の方が美しく、
人をひきつけるのは、進化心理学の
世界は当たり前の理論なのだもの。
 
整っていること=遺伝子的によい
というのが、動物行動学でも言われている。
 
と、書くと身もふたもない話ですな。
 
さて、そんな感じで、女神フォトを優ゆうこ
さんに神戸の異人館で撮っていただいた。
 
異人館は月曜日だからか、観光客が少なく
1時間の撮影もゆったり和やかに進む。
 

風見鶏の館ざます!
 

こちらは萌黄の館ざます!
 
横浜の異人館みたいだなぁ。
 
って、幕府が外国人居留地区を決めたので、
生麦事件の横浜と神戸も似て当たり前か。
 
日本史選択なのに、外国船の燃料補給と
して開港された2港とその後に拡大され
5港になったところを忘れているとは!
 
18歳の大学受験の時の流動性知能は
本当に見事に忘却の彼方だ。
 

なーんて、堅苦しいオタクな話なんぞ、
撮影時にはさすがにせず、楽しくお茶
しながら、撮影していただく。
 
プロィール写真って、なかなかスタジオの
外で撮っていただくことがないので、
新鮮だった。
 
大学生の頃、写真部の友人が旅行先で
バシャバシャ撮ってくれていたことを
思い出した。
 
友人はその後、スタジオカメラマンに
なって、個展も何回かお邪魔した。
 
今はカメラマンではなく、普段はお堅い
仕事をしながら、ゴールデンウィークに
大きな舞台に女優ピヨコとして、
重要な役柄を演じた。
 
そのピヨコさんがフォトグラファーを
辞める時、表現したくて写真をやって
来たけど、写真じゃなかったと
気づいたと、語ったことを覚えている。
 
そうか、写真って、表現なのか!
だから、同じ被写体でも、
撮る人によって、全然ちがうのか!
と、合点がいった。
 
だから、今回、優ゆうこさんにお願いした
いと思ったのは、エレガントな撮影
スタイルでありながら、がっつり男前に
お仕事をするお姿を間近で見て、
撮ってもらいたいなぁと、思ったのだ。
 
ロコジュリさんのラグジュアリーな
ピンクのシルクワンピースを着て、
 
(シルクも織りで全く表情が変わり、
ハリや艶がちがうのだ。
と、シルク好きが高じて、挙式の ドレスも
白無垢もシルクを探したくらいだ。
ちなみに、この日のスカートは、伊勢丹で
買った昔のPaul &JOEのシルクスカート。
独身時代の貯金もせずに、身を飾ること
ばかりしていた遺産だけど、よいものは
10年以上経ってもやっぱり褪せない。
 
化繊ものは色褪せてくたびれるのでもう
その頃の洋服は捨てたけれど、ANNA SUI
やポールカのシルクの洋服は未だに
着られるのだから、すごいコスパだ!
しかも、セール価格なのに!)
 
7センチヒールで撮影するスタイルのフォト
グラファーなんて、他にいないから。
 

ベタだけど、やっぱり神戸らしいなぁと
思うのは異人館のある北野だと、
関東人として思う。
 

いつもはもっと混んでいる異人館の通りも
空いていた。
 
北野天満宮に去年の桜の頃、国家試験の
合格祈願に来て、今回はそのお礼詣りを
しようと思っていたら、忘れていた。
 
暑くて、近くのカフェで、休憩してしま
ったのだった。
 

この本、面白いです。
 
女神フォトを笑いの中でゆったり
楽しく撮影していただき、
異人館を後にした。
 
のはずが、神戸はパールの街でもあるので、
パールのお店に引き寄せられ、まんまと
買って帰る。
 
そして、なかなか来れないのでハンズに
寄ってやっと三宮を後にする。
 
坂の街なので、6.5センチの靴でもきつく、
足が痛くなったので、重たいカメラを
持ってこの暑さの撮影はさぞかし大変
だろう。
 
夫に早く帰って来てもらったので、
分担して、子どもらをお迎えに行き、
適当に夕飯を作って、夜の部へ。
 
月1回、岡山から東京に移り住み、お江戸
を守る業務に励まれている理論物理学者
保江邦夫先生のお笑い塾なのだ。
 
今日も、びっくりな話をライブで聴く。
 
あまりにびっくりな情報なのだけど、
それらが本にまとめられるので、その
過程を聞くことができる。
 
あまりに奇想天外なので、笑っちゃうの
だけども。
 
でも、先生のスタンスは、なんでも面白
がり、そこにいいか悪いかや意味を乗せる
のではなく、ふーん、で終わる。
 
古神道ではこの意味づけをことあげと言い、
ことあげしない、意味のないことをよしと
するのだと、言う。
 
そうかー、ミミー師匠に習った無目的の
目的ってスタンスだなぁ。
 
・令和になってわたしたちは何をしたら
  貢献したらいいのか?祈りか?
 
・宇宙人はなぜ地球に来ているのか?目的は?
 
という、参加者の質問への保江先生の
回答もすこぶる健全だった。
 
って、えーと、目の前の普段の生活を
粛々とすることが一番の貢献だよ!
と、内心思っていたのだけど、
先生の答えも同じだった。
 
よく、スピに傾倒している方々は、
わたしたちにできることって何ですか?
って、質問をするけれど、
 
そんなことが重要だろうか?
てか。そんなこと、他人が知るだろうか?
 
わたしたちっていうけれど、部長は
少なくとも、このわたしたちに入った
覚えないしー!興味ないもん。
 
人のことよりさ、自分の仕事しようよ!
と、ポンっと肩を叩いちゃうわ。
 
まず、自分の卑近な半径の社会、つまり、
対人関係を楽しくすること、
自分や家族を喜びで満たすことが先決で、
 
もっと広範囲な、もっと言えば、人類の
ための貢献なんてさ、考えても仕方なく
ないか?
とさえ、部長は、思う。
 
だってさ、人間が生きているだけで、
地球の環境は破壊され、他の生き物は
迷惑なのだもの。
 
家畜の出すメタンガスで、地球の環境は
破壊されているしさ、足元の生活を疎かに
するほど、愚かなことはないと思う。
 
祈る前に、やることあるよ!
祈りだけでは変わらないよ!
 
だからさ、宇宙人の目的なんて、どーでも
いいじゃん。
 
好きで地球に来ているのだから、それで
いいじゃん。
 
いちいち、理由を言わなくちゃいけないの
かしら、観光目的にさ。
 
と、いっぱしの宇宙人に成りきっている
部長はこころの中で毒づいたのだった。
 
放っておいてくれよ!と。
 
 先生も同じような趣旨で質問に答えて
いたので、激しく同意を覚えた。
 
そんな感じで、自分にフォーカスして、
自分に集中する週明けの日だった。
 
今日も、出会ってくださり、たくさんの
ことを教えてくださって、感謝いたします。