ごきげんよう、部長です。
昨日は、1月17日でした。
ここ、神戸では、23年前に神戸の対岸にある淡路島を震源とした
神土の地震が起きた日。
なので、子どもたちの通う保育園や小学校では、シェイクアウト訓練として
震度7の地震を想定した避難訓練がされたようです。
プリントでも、メールでも、シェイクアウト訓練のことを知らせてきますし、
震災の日以外にも訓練はされています。
備えよ常に!
子どもが
「戸口の前に物は置いていませんか」
「避難リュックは置いてありますか」
「集合場所は決めていますか」
など、学校でもらったチェックリストをいきなり読み上げて、
採点しだしたのですが、パーフェクトでした!
5年保存の飲料水とお米とご飯は、常にストックしています。
N95のマスクもあります。
アロマもあります。
ラジオも電池もあります。
部長は、4年前に神戸に転入したので、阪神淡路の震災を知りません。
ですが、「家がつぶれた」「おじいちゃんがなくなった」というお話は、
また聞きではなくリアルに聞きます。
学生時代の友達で、震災で同級生がなくなったことが響いて、病気になったとそっと教えてくれた子もいたな。
神戸の街を歩いていると、地震が起きた時間で止まった時計(残してある)や
やたらと新しい街並みは震災の後にできたとか、どこを歩いていても震災のことは目に入ります。
震災、災害は、死別だけではなくて、私たちの心に確実にダメージを与えます。
震災の心への影響を調査した研究を読んでいても、思います。
と、他人ごとではなくて、もう7年目になる2011年3月11日の地震と津波、原発事故は私の人生の大きな節目の出来事です。
関東大震災が来るぞ!
富士山が爆発するぞ!
と、関東では言われて育ちます。
毎月、震度2~3くらいの地震は頻繁にあるので、その度に、ドキッとしますが、津波と原発事故も併発することをあの震災で初めて知りました。
3月11日は、部長の目覚めのスイッチが入った日です。
こんなに狭い国土なのに、世界で起こるマグニチュード6以上の地震の2割は日本で起きています。
http://www.jice.or.jp/knowledge/japan/commentary09
産後数か月の産じゅく期にいた部長は、生後間もない赤子を抱いて遠方に
脱出するかどうかホルモンバランスも悪く、がたがたの体で判断ができなくなっていました。
同じ悩みを持つママパパたちと毎月集まっては、話し合い、行動しました。
櫛の歯が欠けたように引越してゆく家族を見て、残された感じをうけました。
判断するまでの悩んだ時間がもったいない・・・
だけど、頭も回らない・・・
だけど、家族もいる・・・
仕事はどうするの?
1000年に1度の確率?
そんなものに当たってしまっただなんて・・・。
いや、この時代を味わいたくてこの時代に生まれて子育てをすることを自分で選んだのだけど。
すごい危険と隣り合わせで、サバイバルしながら、日本人は昔から生きているのだと自覚しました。
自分で動かなきゃ何も始まらない!待っていても始まらない!
と、やっと目覚めるのに2年もかかりました。
スイッチが入って、部長が本稼働するのに2年!
その日から、常にアラームが鳴りっぱなしで、備えよ常にのサバイバルで生きています。
頼れるのは、事実(データ)を読み解く、「自分」のとっさの判断力、「自分」の先を見越す力。
それまでの経験値は全く役に立たないことを知りました。
でも、もう経験したから、この先は少しは学んで役に立つかも。
だから、語り継ぐことは大事だと思います。
あーんど、避難グッズの点検も大事!
7年前の教訓は、子どもにきちんと伝えていますし、今も備えよ常にです。
動かないことは、何一つないから。
安定なんて実はないことも知ったから。
安定がないから、安定を得ようともがく。
安定しちゃったら、それは終わりを意味するから、動いていていいのだけど。
ホメオスタシス(恒常性)って、すごいですね。
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