読み出したら止まらなくて一気読みした本、といいたいところだけど、正しくは旅行とかいろいろあって、一気に読んで、放っておいて、また一気読みの本。 ミュータント・メッセージ (角川文庫)/マルロ モーガン
 は、アメリカ生まれの50歳の健康事業に関わる女性が、オーストラリアのアボリジニ(先住民)のヘルスケアに関わり、アボリジニと120日間もの間ブッシュを旅する(させられた)実話。この本のことは、前からあちこちで賞賛されていたので知ってはいたけれど、表紙の絵がかわいくないので、スルーしていたものの、何故か今読んだ本なのだわ~。アボリジニって、裸族で芋虫食べていて、言葉を持たない人たちで、口承と絵で伝えてる人たちとしか知らなかったけれど、いや~、この部族の<真実の人>たちの生き方、すごいわ!
だって、ものじゃなくって、残るのは経験だから、ものに価値を置いていないのだもの。物質至上主義の部長、頭がんがん殴られてしまったわ~。実はこの本を読み出してから、物質至上主義を覆されるような出来事が重なって、「ものなんてどーだっていいじゃん。残るのは経験、知識、全て私の内側に残っていればいいじゃん。物はまた買いなおせばいいし、ないものだったら、持っていた記憶があるもの」とまで思うことが多かったから。
で、また部屋の掃除に一層拍車がかかって、どかんどかんと捨てているのだわ。うーん、捨てるなら買うなだけど。
この本、図書館で借りたけれど、文庫で出ていたのね・・・。面白かったので、文庫で買いなおそうと思う。